掲載日 : [2017-07-12] 照会数 : 7545
家族で地曳網漁…民団活性化事業6支部が合同で
【茨城】広大な砂浜に覆われた大洗サンビーチに「ワッショイ」と韓国語の「ヨクチャ」のかけ声が交差した。水着姿のオリニたちも保護者と一緒に喜々とした表情で地曳網漁に加わった。網の中には小さないわしやワタリガニにまじって推定3・5㌔級の鯛が3尾、元気に飛び跳ねていた。オリニたちは大喜び。
民団茨城・中央支部(許順男支団長)が9日、他の5支部と共同で実施した「支部活性化事業」は約180人の参加者でにぎわった。主催者でもある中央支部の許支団長は、「30〜40代の若い団員さんに子ども連れで参加してもらうために考えたいやらしい作戦」と狙いを語った。
竜ヶ崎支部の朴聖二支団長は「子どものころ、親に連れられて民団行事に参加したのを思い出した。こういう行事をやっていくことが次の世代につながる」と語った。
鹿行支部の金錦雄支団長も「団員は子ども連れで来て満足している。こういった3世代交流事業はもっとあってもいい」と述べた。
オリニたちは輪投げやスイカ割りにも興じ、ほぼ全員が商品のクオカードを手にした。そばで見ていた30代の保護者は、「知らない子どもたちどうし出会えるのはありがたい。29〜30日の林間学校にも参加させたい」と話していた。開会式では民団茨城本部の張仙鶴団長が民団中央本部からの支部活性化事業支援金を許支団長に手渡した。
(2017.7.12 民団新聞)