14年ぶり「スキャンダル」上映…20日からデジタルリマスターで

　2004年に日本でも公開されたペ・ヨンジュン初主演で、イ・ジェヨン監督の映画「スキャンダル　デジタルリマスター版」（配給＝ハーク）が20日から東京・渋谷区のＢｕｎｋａｍｕｒａル・シネマほか全国で順次公開される。

　同作はフランスの古典恋愛小説『危険な関係』を、18世紀の朝鮮朝時代を舞台に映画化した。

　恋愛ゲームを生きがいにしているチョ婦人は、プレイボーイの義兄弟チョ・ウォンに、夫の16歳の愛妾、ソオクを妊娠させてほしいと頼む。だが、彼は9年間貞節を守ってきた未亡人のチョン・ヒヨンに目を付け、ゲームの標的として彼女を落とす賭けに出る。

　官職を辞退し、詩や画などの風流を楽しむ両班階級の異端児、チョ・ウォンに扮するペ・ヨンジュンは危険な魅力を持つ男を熱演。そして恋愛ゲームを仕掛ける張本人のチョ婦人に演技力とカリスマ性を備えたイ・ミスク。未亡人役に実力派女優のチョン・ドヨン。

　時代劇ならではの鮮やかな韓服や装飾品などの美しい品々も見応えがある。

（2018.1.17　民団新聞）