掲載日 : [2022-05-25] 照会数 : 3965
韓流ファン旅行気分満喫 東京・品川で韓国観光祭り
[ 韓国扇子作りを楽しむ母子 ]
[ 重信さんの指導でキムパを巻く ]
[ 韓国国営のカジノ会社「GKL」は、ブラックジャックのテーブルを再現 ]
韓国観光祭り 多彩なイベント
韓国観光公社は、多彩なイベントを通して韓国旅行気分を味わえる「韓国観光祭り2022in東京」を20日と21日、東京・港区の品川インタシティホールで開催し、大勢の韓流ファンが訪れた。
訪問再開への期待高まる中
同イベントは、韓日両国の出入国の緩和、航空路線の拡大など、韓国と日本での観光交流再開に向けての期待感が高まるなかで実施した。
ステージイベントをはじめ、韓紙の産地で知られる江原道・原州市の韓紙で作る韓国扇子(ブチェ)作りや大邱の韓方をベースとした化粧水作りを行う文化体験コーナー、韓国の伝統工芸の一つである螺鈿細工、大豆からできた植物性の油を使って作るソイキャンドル作り、さらに、日本でもブームの兆しが見え始めている「セルフ写真館」、マスクにあう韓流メイク教室などの体験コーナーも設けた。
初日に行われた「螺鈿スマホグリップ作り」には、定員の30人が参加。Nソウルタワーと韓屋の絵柄が入った2種類のキットの余白部分に、各自が青やピンク、緑、白の細かい螺鈿を貼って完成させるというもの。
60代の小松紀代美さんは、友人から今回のイベントを紹介されて参加。初めて見る螺鈿スマホグリップに「可愛い。機会があればまた、やりたい」と楽しそうだった。
別の日本人女性は、自分でもできるかなと思い参加したが、「細かくて難しい」と苦戦していた。
幅広い料理を手掛け、雑誌やテレビ出演などで活躍する料理研究家、重信初枝さんによる韓食キムパ作りのステージイベントには、定員40人に対して、500人から応募があったという人気ぶり。
初めに重信さんがキムパについて説明し、2000年に初訪韓してから、これまでソウル、釜山、慶州などの各地で食した数々のキムパを写真で紹介した。参加者は、カニカマ、茹でたほうれん草と人参、ゴボウ、そしてたくわん、卵焼きなどの具材を使い、重信さんの指導で、2本のキムパを完成させた。
韓国ドラマ「冬のソナタ」時代から韓国が大好きだという40代の片野明子さんは、家でもチヂミやサムギョップサルなどを楽しむという。今回は、「見よう見まねで作るより、レクチャーを受けると新しい発見があるのではないか」と参加した。形よく仕上がったキムパを手に笑顔を見せた。
「韓国扇子作り」の体験は、扇子に花や葉の形に切り抜いた5色の韓紙を貼る細かい作業だった。大人に混じり、一生懸命、切ったり貼り付けていたのは、母親の渡辺美樹さん(40代)と参加した5歳の娘だ。
渡辺さんは、韓国を好きになって約20年。一人で下関から釜山までフェリーに乗って行ったことも。そんな韓国好きの母親の影響を受けて、娘も韓国に興味を持ち、BTSのダンスを踊ったり、韓国で制作されたCGアニメーション「ポロロ」も見たという。
母親と扇子を完成させた娘は、「一緒に作ったから、一緒に使う」と照れながら話した。
会期中、タレント、はるな愛さんのトークショー、ざわちんさんによる「韓国流マスクメイクレクチャー」や、韓国観光公社、韓国自治体、航空会社などが広報ブースを設置。また、韓国ドラマ「海街チャチャチャ」などのロケ地VR体験ほか、韓国国営のカジノ運営会社「GKL」が、ブラックジャックのテーブルを再現し、参加者もカードゲームを楽しんだ。
(2022.05.25 民団新聞)