掲載日 : [2021-08-24] 照会数 : 6608
京都国際、準々決勝一番乗り…森下が投打で奮起し延長制す
[ 10回裏最後の打者を三振で勝利しガッツポースの森下(NHK画面より) ] [ 六回表京都国際1死一塁、3番の中川が2試合連続となる2点本塁打を放つ ] [ 延長10回、森下が左越えに適時三塁打を放ち6-4と勝ち越す ]
第103回全国高校野球選手権大会第11日は24日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で3回戦があり、春夏連続で初出場の京都国際(李隆男理事長、朴慶洙校長)が延長戦の末、二松学舎大付(東東京)を6-4で破り、準々決勝進出を決めた。
京都勢の8強入りは第88回大会(2006年)の福知山成美以来、15年ぶり。初出場でベスト8まで勝ち進んだのは、2013年に優勝した前橋育英以来の8年ぶりのことだ。
京都国際は1点を追う5回、2年生エース、森下が左翼ポール際にソロを放って同点。続く6回、1死一塁で3番・中川が左中間に2試合連続となる決勝2ランを放つ。さらには4番・辻井も左翼ポール際への一発で続いて、リードを3点とした。
しかし、エースの森下が勝利目前の9回、桜井に左越えに3ランを浴びて同点とされた。
延長に入り、森下はその失敗を取り返すように、10回2死一塁で左越えに適時三塁打。相手の失策の間に自身も生還し、2点を勝ち越し。これが決勝点となって、接戦を制した。京都国際は3本塁打を含む12安打と猛打が爆発した。
京都国際は初戦となる19日の2回戦で前橋育英(群馬)と対戦。緊迫した投手戦となった好ゲームは、京都国際がホームランの1点を守りきって前橋育英に1-0で勝ち、センバツに続いての初戦突破で3回戦に進んだ。
京都国際高校の準々決勝は大会13日目(8月26日)の第1試合で敦賀気比(福井)と対戦する。