掲載日 : [2022-07-05] 照会数 : 1606
4地方で新会長 韓商総会
[ 左から、愛知韓商・柳和明氏、兵庫韓商・趙珉一氏、京都韓商・金廷守氏、愛知経友会・李東旭氏 ]
在日韓国商工会議所の2022年度総会が各地で開催された。このうち、大阪、京都、兵庫、愛知の地方韓商で新会長が誕生した。
愛知 会長に柳和明氏
【愛知】愛知韓国商工会議所(李東旭会長)の第43期定期総会は1日、名古屋市内のホテルで開かれ、任期満了に伴う役員改選で新会長に一社在日韓国商工会議所の柳和明副会長を満場一致で承認した。会員53人中37人(委任状含む)が出席した。
活動方針として税務・金融に関する勉強会、健康経営に関連したメディカル相談窓口の設置、一社韓商および地方韓商との連携などが承認された。柳新会長は「見えないところに目を向け、皆さんに役立つ商工会として粉骨砕身、最大限努力していく」とあいさつした。
一社在日韓国商工会議所の金芳秀会長は「主役は地方の韓商。地方が何を求めているのか、皆さんの意見に耳を傾け、関心をもってもらえるよう活動していく」とあいさつした。
また、民団愛知本部の河隆實団長は「コロナ禍の中、経済は低迷しているが、韓国の新しい政権のもと、韓日関係が良くなることを願いながら、愛知韓商がより一層発展することを期待している」と祝辞を述べた。
駐名古屋韓国総領事館の朴先哲総領事、自由民主党の工藤彰三衆議院議員らほか、東京、神奈川、秋田、奈良など地方韓商関係者が駆けつけた。
兵庫 趙珉一会長再任
【兵庫】一社在日韓国商工会議所兵庫(趙珉一会長)の第58期定期総会は6月9日、神戸市内の会館で開かれ、任期満了に伴う役員改選で趙会長を再任した。監事は原田兼嗣氏(再任)。総会には理事・代議員44人中39人のほか来賓らを含め80人が参加した。
趙会長は「昨年は会員拡充において新役員8人を選任するなど、会員数250社、会長団・理事団50人体制の実現に向けた成果を残すことができた。これからもこれまでの歴史を大切にしながら組織のレベルアップ、基盤強化を図っていく」と抱負を述べた。
今年度活動方針はコリアタウンの設立構想を起点とした神戸シティ型アジアンパークの創生事業推進を柱にしたシンポジウム2022(仮称)の開催、アジアンフェスタin KOBE(仮称)の開催、情報発信拠点の設置、9つから成る各委員会活動の充実および活性化など。
総会には駐神戸総領事館の梁起豪総領事と民団兵庫本部の金泰煥団長、婦人会兵庫本部の崔和代会長、一社在日韓商の崔鐘太常任顧問、広島韓商の李英俊会長らが参席。日本側から兵庫県議連の山本敏信会長、神戸市議連の吉田謙治会長、兵庫県日韓親善協会の三原修二会長らが駆けつけた。
京都 会長に金廷守氏
【京都】京都韓国商工会議所(金芳秀会長)の第52期定期総会は6月1日、京都市内で開催。任期満了に伴う役員改選で新会長に金廷守氏(前副会長)を選出した。監事は松山茂氏(再任)。
金新会長は「先輩たちが築き上げた京都韓商をしっかりと受け継ぎ、会員皆さまのためにさらなる発展を目指していきたい」と抱負を述べた。
活動方針は正会員および役員の拡充、一般社団法人化への考究、税務、保険相談室のPRと充実、連合会・地方韓商との連携強化など。
神奈川 創立60周年に
【神奈川】神奈川韓国商工会議所(河泳達会長)は6月9日、横浜市内のホテルで開いた第56期定期総会で2021年度事業報告と収支決算、新年度事業計画・予算案などの各議案を承認した。席上、河会長は「創立60周年を迎え、会員とともに確かな業績を残したい」と述べた。
東京 各議案を承認
東京韓商(金淳次会長)は6月1日、東京・港区の韓国中央会館で第61期定期総会を開き、各議案を承認した。
第62期事業計画の主なものは①業種別専門部会の活性化と業種別セミナー及び勉強会・研究会の実施②チャリティーゴルフコンペの開催③多文化共生支援事業など。
在日韓国商工会議所の趙成允会長、民団東京本部の李壽源団長らが激励辞を述べた。
愛知経友会 会長に李東旭氏
【愛知】愛知県韓国人経友会(河隆實会長)は任期満了に伴う役員改選で新会長に李東旭氏(前愛知韓国商工会議所会長)を選出した。第59回定期総会は1日、名古屋市内のホテルで開催された。
李新会長は「月1回食事会を開催し、親睦や友情を深める会にする」と抱負を述べた。活動方針は秋季研修旅行、民団愛知本部の活動支援など。