各地で韓日交流マダン…埼玉、神奈川、宮城

高麗神社で3年ふりの開催…埼玉
　【埼玉】民団埼玉本部（崔洛文団長）の10月のマダン「韓日友情・交流の広場」は22日、日高市の高麗神社境内で3年ぶりに開催された。

　「神楽殿」では自由の森学園高校と埼玉県立草加西高等学校の両ダンス部がK－POPに乗せてキレキレのダンスを披露し、喝采を浴びた。これは埼玉マダンでは初の企画。埼玉韓国教育院の林洙彔院長もサクソフォン演奏で会場に花を添えた。このほか、韓国民謡と舞踊の舞台もあった。

　境内では恒例のユンノリ大会が行われた。4本の木の棒「ユッ」が落ちるたびに「ウォー」という歓声が上がった。勝負が白熱していくと「逃げよう」などという声も聞かれた。

　フィナーレでは「ナグネグループ」が農楽・プンムルノリで観覧者も巻き込んでダイナミックな演舞を繰り広げた。

　屋台は昼を過ぎると売り切れのブースが続いた。チヂミとメンタイスープを300人分用意したという婦人会中央支部は13時過ぎにはすべて完売となった。

　開会式では崔団長、駐日韓国大使館の梁鎬錫首席教育官、高麗神社宮司の高麗文康さんらが祝辞を述べた。

コリア庭園に2万人、多彩な企画を楽しむ…神奈川
　【神奈川】「韓日市民交流マダン」（同実行委主催）が22、23の両日、横浜市鶴見区の神奈川県立三ツ池公園のコリア庭園で開催された。

　同イベントは神奈川県と韓国京畿道の友好締結を記念して造成された神奈川県立三ツ池公園内「コリア庭園」で両都市のより一層の友好交流と相互理解促進に寄与するため、開催してきた。

　民団神奈川本部と駐横浜韓国総領事館が共催し、韓国の在外同胞財団や神奈川県、神奈川県議会日韓親善議員連盟、神奈川県日韓親善協会、日韓友好横浜市会議員連盟、かながわ国際交流財団などが後援した

　コロナ禍のため2020年は中止、昨年は縮小して開催し、今年は3年ぶりの通常開催となった。当日は2日間とも天候に恵まれ、前回を上回る約2万人が来場する大盛況となった。

　韓国屋台が並んだほか、トゥホ（投壺）やファルソギ（韓国弓術）などの民俗ノリ体験コーナーをはじめ、キムチ漬け体験、利川陶磁器体験、インスタ投稿企画などが準備された。また、「水辺の広場」の特設ステージでは民団神奈川本部の李順載団長、尹喜粲駐横浜総領事、小板橋聡士副知事、しきだ博昭神奈川県議会議長、牧島功神奈川県議会日韓親善議員連盟会長らが登壇して開会式が行われた後、京畿道舞踊団のサムルノリと民謡、YKAダンススタジオによるK－POPダンス、横浜都築太鼓、文化事業推進委員会韓国舞踊教室、などが披露された。

姉妹都市20周年を記念し日韓交流フェス仙台…宮城
　【宮城】韓国の文化やグルメを楽しむ「日韓文化交流フェスティバルin仙台」が23、24の両日、仙台市青葉区の勾当台公園市民広場で開催された。仙台市と光州広域市が2002年に姉妹都市を結んでから20周年を記念し、韓国の情報発信社「GajaGo」が主催、駐仙台韓国総領事館や仙台市、宮城県等が後援、民団宮城本部は協賛に加わり、韓服試着体験と韓服ファッションショー衣装やモデルの協力のほか、韓国青年会（姜愛花会長）の農楽演奏で韓国文化発信に協力しました。韓国婦人会（厳由美会長）が韓服試着を担当した。2日間で200人近くが韓服試着を体験し、地域市民とのふれあいを深めた。

　また、来年度の韓国語講座の案内や来月開催する韓国リモ－トツア－のPRも行った。

　参加者は「早く仙台から韓国に行けるようになったらいいですね」と声をそろえ、韓日交流の一時を楽しんだ。