掲載日 : [2022-10-27] 照会数 : 1604
日本の戦後史とやり遣した課題…「在日講座」で検証
[ 講演する東京大学大学院の外村大教授(中) ]
【鳥取】民団鳥取本部(黄龍也団長)は22日、東京大学大学院で「在日朝鮮人の歴史」をテーマに研究している外村大教授を県立福祉人材研修センターに招き、第62回在日講座を開催した。
冒頭、「在日講座」実行委員長の薛幸夫同本部常任顧問が「日本の戦後は終わっていない」と述べ、やり遺した課題「在日問題」の清算・解決を求めた。これに対して外村教授は「日本が憲法制定の折に植民地支配の責任を盛り込み、朝鮮語教育を日本の公立学校でもするべきだった。していたら、より拓かれた社会になっていただろう」と述べた。
第2部は大東文化大学の一盛真教授をコーディネーターに、殷勇基弁護士と外村教授をパネリストにして鼎談を行った。