掲載日 : [2022-11-09] 照会数 : 3304
梨泰院惨事、民団が献花台設置 国会議員含め多数訪問
[ 献花台で犠牲者の冥福を祈る山口公明党代表 ]
尹徳敏大使
公明代表も
ソウルの梨泰院で150人以上が亡くなった雑踏事故から3日たった1日、民団中央本部は東京都港区の韓国中央会館に犠牲者を追悼する献花台を設けた。
誰でも献花できるように麻布通りに面する形で設けられた献花台には、韓国大使館領事部の訪問客だけではなく近隣の住民も多数訪れ、花を供えながら犠牲者の冥福を祈った。
2日の午後には尹徳敏駐日韓国大使や公明党の山口那津男代表、立憲民主党の源馬謙太郎議員らが献花台を訪れて、献花した。
尹徳敏大使と山口代表は献花の後、中央会館内の民団中央団長室で懇談した。訪韓中の呂健二団長に代わって鄭夢周副団長と徐元喆事務総長が対応した。
尹大使は「事故現場がドラマ『梨泰院クラス』の大ヒットの影響で世界中から若者が集まる観光名所であり、コロナ対策のマスク着用義務が解除されたことで日本人を含む多くの外国の方々が現場に集まっていた。悲惨な事故の犠牲になり非常に残念に思う」と述べた。
山口代表は「今回の梨泰院事故は二度と起きてはならない惨事であり、日本でも2001年の花火大会で同じような事故があったことから世界のどこでも起こり得る事故として再度安全対策に万全を期する必要がある」と述べ、今回の事故の痛ましさを強調した。
鄭副団長は、10月31日に高知県で行われた日韓親善協会の記念式典等の冒頭で犠牲者に対する黙祷が行われたことをあげ、韓国の悲痛な事故に対し、日本の方々も悲しみを共にしてくれたことに謝意を伝えた。
献花台が設けられていた7日までに多数の立憲民主党と公明党の国会議員が献花に訪れた。