北韓は24日、国防委員会名義の声明で、「われわれが引き続き発射することになるさまざまな衛星も長距離ロケットも、われわれが進める高い水準の核試験も、不倶戴天の敵である米国を狙っているということを隠さない」と発表した。北韓は、これまで長距離ロケットは「平和的人工衛星」を打ち上げるための手段だと繰り返し強弁してきた。
国防委声明は、また「世界の公正な秩序を樹立するのに先頭に立つべき大国までが、正気を失い米国の専横と強権に押され、守るべき初歩的な原則もためらいなく捨てた」と主張、中国の安保理決議賛成を批判した。
これに先立ち北韓外務省は23日、国連安全保障理事会での対北韓制裁強化決議採択から2時間後に発表した声明で「核抑止力を含む自衛的な軍事力を質的、量的に拡大、強化する任意の物理的対応措置を講じる」とし、3度目の核実験の可能性を示唆した。
(2013.1.30 民団新聞)