この楽しさを次代に
故郷を同じくする在日同胞らが各地でソルナル(旧正月)の集いを楽しんでいる。参加者は道民会について、「肩の凝らない場所。アボジの故郷だし、無条件に理解しあえる」と話す。「この楽しさを次代に伝えたい」と子どもたちも参加できるように意欲を燃やしている。
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4世代が一緒に
千葉慶南
千葉県慶尚南道道民会(金萬石会長)は3日、千葉市内のホテルで開催。4世代にまたがる約100人が参加した。
子ども、孫と同じテーブルを囲んだ鄭富士雄さん(70)は、「千葉県は広い。同胞と出会う機会が少ないので、民族的な集まりには意識的に連れてくる」という。
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今年も植樹祭へ
東京慶南
東京慶尚南道道民会(朴昭男会長)は2日、台東区上野で第39回定期総会と新年会を開催。150人が集い、故郷の懐かしい民謡に合わせて歌い踊った。
同会の主な事業は4月の郷土植樹祭参加、春と秋の野遊会、道庁との交流など。朴会長は植樹祭参加など「先代が成してきた偉業」の継承を呼びかけた。会長経験者の金昭夫さん(民団中央本部副団長)は、「自分の故郷の団結が民団の団結にもつながる」と意義を強調した。
民団中央本部から呉公太団長も出席した。
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交流の輪を拡大
岡山慶南
岡山慶尚南道道民会(李根培会長)は3日、岡山韓国人会館で定期総会を開いた。李根善顧問はじめ会員70人が参加した。民団岡山本部からは宋燦錫団長が激励に駆けつけた。
李会長は、岡山で慶尚北道道民会の発足準備が進んでいると話しながら「いろんな道民会と和をもって民団とともに交流を深めていきたい」と述べた。今年度は植樹祭訪韓、日帰りバスツアーなどを行う。総会後は婦人会岡山本部(李芳子会長)が準備した韓国料理で新年を祝った。
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郷土の発展誓う
関東忠清
在日関東地区忠清道民会(柳箕桓会長)は2日、東京・上野パークサイドホテルで集いを持ち、約80人が親交を深めた。柳会長は「郷友の親睦と故郷の限りない発展」に尽くす決意を述べ、呉公太団長が祝辞を述べた。来賓を代表して東京慶尚北道道民会の千炳勝会長が、在日忠清道民と在日慶北道民との間の交流の深まりに期待した。
(2013.2.13 民団新聞)