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東京でフェスタ
本場のキムジャンを楽しむ「第1回東京キムチフェスティバル」が新宿のK‐PLUS韓流百貨店野外広場を会場に14日から16日まで3日間、開催された。MBC慶南日本支社、在日韓国農食品連合会、韓国農水産物流通公社東京aTセンターが共同で主催した。
キムチづくり体験の参加は毎日午前と午後の2回、先着順で50人ずつ計300人が選ばれた。初日午前の部は防寒着を身につけた女性が、開会1時間前から50人近い行列をつくった。ゆるキャラの「キムチちゃん」が愛嬌を振りまきながら姿を現すと、笑顔で一緒に記念写真に収まっていた。
指導にあたったのは大韓民国キムチ協会初代会長の金順子さん。韓国政府認定の「キムチ名人」第1号としても知られる。キムチの由来や栄養効果を説明しながら、手早くヤンニョンを手づくり。コチュカルやチョッカル、きざみニンニクなどのほか、隠し味に蜂蜜を加えると、参加者は意外だという表情を見せていた。
説明が終わると、8つのテーブルに分かれ、韓国産の白菜に用意されたヤンニョンを揉み込んでいった。できあがったキムチは持ち帰り自由。参加者には抽選でK‐POP公演の観覧券もプレゼントされた。
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定員超す盛況
婦人会岩手講習会
【岩手】婦人会岩手本部(韓桂子会長)が地域住民を対象に「キムチ講習会」の参加者を募ったところ、定員30人の枠を大幅に上回る80人近い受講の申し込みが寄せられた。定員を36人に増やして11月28日、民団岩手本部会館で実施した。
今年で4回目。女性ばかりか、キムチが大好きという男性の姿も見られた。婦人会岩手本部の安光烈厚生部長を講師に和気あいあいとキムチ漬け体験を楽しんだ。婦人会岩手から9人がスタッフとして参加した。
講習会を終えると、全員で婦人会の用意した韓国料理の食卓を囲んだ。受講生からは、「韓国料理の講習会を年に数回は開いてほしい」といった要望が寄せられた。
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有志が食材賛助
民団宮城「親子教室」
【宮城】民団宮城「オリニ文化スクール」に通う児童10人が1日、韓国会館で親子キムチづくりに挑戦した。材料の白菜と大根は「子どもたちのためなら」と、同胞有志が賛助した。
事前に塩漬けしておいた白菜に児童がヤムニョンを塗り込んでいった。初めての体験に子どもたちは大はしゃぎ。ゴム手袋をはめての作業だったが、体中にヤムニョンをくっつけていた。ある保護者は「親子で思った以上に楽しくキムチを漬けることができました」と喜んでいた。この日のキムチは8日、「オリニクリスマス会」で参加者に振る舞われた。
(2012.12.21 民団新聞)