掲載日 : [2010-10-20] 照会数 : 6976
婦人会埼玉「作品展」 家族3世代の力作も
[ 150点の作品が並ぶ会場
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【埼玉】婦人会埼玉本部(鄭京子会長)は会員らに呼びかけ13、14の両日、浦和区内の埼玉韓国会館で「作品展」を開いた。同本部としては約10年ぶり。50人が書道、絵画、レザークラフト、パッチワーク、フラワーアレンジメントなど約150点を出品した。なかには在日3世代の家族がそろって出品した例も見られた。
朴英子さん(82)はパッチワーク「初秋の森」を出品した。作品は高さ2㍍、横160センチ。制作に2年を要した大作だ。色づく森の情景を鮮やかに浮かび上がらせていた。粘土を素材とした金優子さん(31、在日3世)のクレイフラワーアレンジメントは、見た目も触感も生花そっくり。高さは70〜80㌢ある。半年がかりで仕上げたという。
小物でも紙おむつを組み合わせた見た目にもお菓子そっくりな「ナッピーケーキ」や松ぼっくりを組み合わせたかごなど、会員の創意工夫が感じられる作品が目立った。民団埼玉本部の景民杓団長も婦人会を盛り立てようと小学生時代に習ったという筆を握り、漢詩などをしたためた書6点を出品して来場者の注目を集めていた。
鄭会長は、「婦人会東京の作品展を見ていて、いつかは埼玉でもやりたいと考えていた。これだけ多くの力作が集まるとは思ってもみなかった」と感心した表情だった。
(2010.10.20 民団新聞)