掲載日 : [2010-10-27] 照会数 : 8463
韓←→日ますます便利に 羽田空港の国際定期便運航開始
[ アシアナ航空など各国スチュワーデスがそろって記念撮影=21日 ]
金浦線が1日12便
KALとアシアナ 仁川線も新規開設
羽田空港の新しい国際線ターミナルビルが21日に開業したのに続き、31日には、4本目となるD滑走路(2500㍍)で国際定期便が本格的に運航を開始する。大韓航空とアシアナ航空がソウル〜羽田線をこれまでの2便から4便に倍増するなど、韓日間はますます近くなる。
31日から運航
羽田は24時間国際ハブ(拠点)空港として、新たなスタートを切った。30日までは金浦線などの定期チャーター便が運航し、31日から国際定期便となって東南アジアや欧米路線も加わり、11カ国・地域の17都市に拡大する。
国際線が大幅に増えることで、成田に比べて都心からアクセスのいい首都圏住民の利便性が向上する。首都圏の各民団でも、選択肢が増えることを歓迎している。5階建てのターミナルは約15万5000平方㍍で、京急電鉄と東京モノレールの新駅がオープンした。
現在、金浦〜羽田間の定期チャーター便は、大韓航空、アシアナ航空、日本航空、全日空の4社が毎日2便ずつ、計8便を往復運航している。今回の定期路線化にともない、4社とも金浦線を各1便ずつ増やし、毎日計12便運航する。
さらに、大韓航空とアシアナの2社は仁川空港路線を開設し、ソウル線を4便に倍増する力の入れようだ。
増設便の発着時間は、大韓機が羽田発9時45分・金浦着12時5分と、金浦発19時40分・羽田着21時45分。仁川線は、羽田発6時25分・仁川着8時45分。
アシアナ機の場合は、羽田発10時、金浦着12時20分と、金浦発20時・羽田着21時55分。仁川線は月・土曜日の週2便で、仁川発は1時40分(土曜2時20分)・羽田着4時(同4時半)と、羽田発5時(同5時45分)・仁川着7時10分(同7時50分)。
このほかにアシアナは11月13日から、定期チャーター便として釜山路線(金海空港)を運航する。週2便で、金海発が日・金曜日の22時10分・羽田着23時50分、羽田発が月・土曜日の4時半・金海着6時20分。
金浦〜羽田線は、02年サッカーW杯の韓日共同開催を契機に、翌年11月に期間限定でチャーター便が開設された。これが好評を得たことから、定期チャーター便として運航されてきた。
今回、国際定期便として運航されることにより、韓日間はますます便利になり、両国間の交流にさらに拍車がかかるものと期待されている。
韓国観光公社東京支社の金栄湖支社長は「今年は韓国から日本への観光客が急増しているため、ソウル路線の座席確保が難しかったが、これでかなり解消されるだろう。早朝・深夜便もあり、多様な楽しみ方ができるようになる」と期待感を示した。
(2010.10.27 民団新聞)