掲載日 : [2016-07-27] 照会数 : 8099
伝統文化で地域貢献…民団豊田支部「メアリー会」
[ 韓国伝統文化体験教室で韓服の試着が人気 ]
【広島】韓国伝統文化グループ「メアリー会」が、民団豊田支部(申貴子支団長、東広島市安芸津町)の活性化に大きな役割を果たしている。
「呉みなと祭」などの地域文化祭や老人会からお呼びがかかると、サムルノリやカヤグム、伝統舞踊などを披露している。いまや地元ではよく知られる存在となった。近隣の小学校にも出向き、1〜3年生の児童を対象に韓国伝統文化体験教室を開き、韓服の試着体験も行って教職員から高い評価を得ている。
発足は5年前。申支団長が「韓国伝統の音楽を日本のみなさんに見せよう」と、団員に呼びかけたのが始まり。やがて日本人の参加希望者も迎え、現在は15人ほどのメンバーで活動している。練習は毎週金曜日、公民館や文化センターなどで。
申支団長は「活動を通じて民団の存在を知らせ、韓日親善にも貢献できている。会をつくってよかった」と話す。
3日は同支部の第56回定期総会だった。第2部懇親会では婦人会豊田支部(李末子会長)が手作り料理を振る舞い、「メアリー会」が演奏と舞踊をお披露目した。民団広島本部から李英俊団長が参席。
(2016.7.27 民団新聞)