掲載日 : [2018-12-26] 照会数 : 16178
オリニの笑顔はじける…各地で冬季交流会
[ 荒川支部のオリニクリスマスは椅子取りゲームで盛り上った ] [ 真剣な表情でケーキ作りに取り組む千葉のオリニクリスマス ] [ ボール送りゲームを楽しむ長野県本部のオリニたち ]
クリスマス会 ボウリング大会…絆強めた
民団や青年会が毎年12月に開催する冬季オリニ事業が、今年も全国で開催された。土曜学校に通うオリニらを主な対象にしたクリスマス会やボウリング大会では、土曜学校に通っていないオリニも顔を合わせ、一緒に各種ゲームを楽しんだ。韓国語でクリスマスソングを歌ったり、ケーキづくりに挑戦したオリニ事業もあった。会館をオリニで満席にし、歓声で盛り上げた支部もあった。
夏の分も楽しむ 豪雨禍の広島本部
【広島】民団広島本部(李英俊団長)は15日、在外同胞財団の後援を受け、オリニ土曜学校ボウリング大会を市内で開いた。土曜学校の今年最後の大きなイベントで、オリニ21人と保護者・スタッフ19人の合計40人をはじめ、広島韓国総領事館の金寅圭領事が激励に駆け付けた。参加したオリニらは家族同士が和気あいあいと交流しながら終始笑顔で楽しい時間を過ごした。
李団長は「西日本豪雨災害の影響もあり、今年はサマーキャンプを開催できずに残念だったが、年末に家族揃っての交流イベントを開催することができて幸いだ。来年の計画についても意見交換し、各種行事にも家族と一緒に積極的に参加してほしい」と述べた。
今年1年間オリニ土曜学校の生徒らは、県本部創団70周年のために歌と踊りを一生懸命練習してきた。少しずつ成長を見せるオリニも多く見られ、各行事に以前よりも笑顔で楽しく参加するようになった。今年度は家族で一緒に参加できるイベントを増やした。結果、普段は土曜学校に通っていないオリニも顔を見せるようになり、土曜学校の生徒数も増えている。
ケーキ作りに挑戦 千葉韓国教育院
【千葉】千葉韓国教育院(韓相美院長)は22日、千葉韓国会館で「土曜学校」に通うオリニたちを対象に「クリスマス会」を開催した。青年会千葉本部(鄭直樹会長)との共催で、約30人が参加してともに楽しい時間を過ごした。民団千葉本部からは張恒星事務局長が出席した。
オリニたちはクラスごとに3つの班に分かれて、ケーキ作りに挑戦した。どのように作るかは各班ごとの自由。スポンジケーキにホイップクリームやチョコクリーム、イチゴ、チョコなどの材料を使って、様々なデコレーションを施した。他の班の飾り付けからもアイデアを得たり、教師や青年会のメンバーからもアドバイスを受けながら、工夫を凝らし、皆が一緒になってオリジナルケーキを完成させた。
ケーキ作りを通じてさらなる絆を深めたオリニたちは、できあがったケーキを切り分けて食べた。ともに勉強してきたチングとの会話をはずませながら、1年の活動を締めくくった。
クリスマス会に先立って行われた年内最後の授業では、クリスマスカード作りや、韓国語でジングルベルを歌ったり、クリスマス童話を見ながら学習するなどして、クリスマスの雰囲気を一段と盛り上げた。
プレゼントやゲームに歓声 荒川・新宿支部
支部単位の冬季事業もオリニらの歓声で盛り上がった。
民団東京・荒川支部(秦富澤支団長)のオリニ冬季交流会(クリスマス会)は22日、支部会館で開かれ、約30人のオリニが集まった。保護者と運営にあたった青年会員や支部役員らあわせて50人余りで会場は所狭しと賑わいを見せた。
秦支団長が「メリークリスマス! この民団会館で青年会のお兄さん、お姉さんたちと一緒にたっぷり楽しんで下さい」とオリニに声をかけ、「皆さんは未来の宝。大きくなったら青年会にも参加してね」と激励した。
青年会メンバーによる進行でレクリェーションがスタート。まずはなぞなぞタイムで頭の体操。椅子取りゲームの「フルーツバスケット」で身体を温めた後、クリスマスプレゼントが当たるビンゴゲームが始まった。出てきた番号が発表される度にオリニたちのどよめきが響いた。
青年会荒川支部の鄭昌晃会長は「私もそうだったように、幼少期から民団や同胞同士とふれあう場が大切。このオリニたちが将来、学生会や青年会にも参加してくれたらうれしい。継続していきたい」と語った。
民団新宿支部(高隆博支団長)は「クリスマスの雰囲気を出そう」とみんなで仮装のスタイル。22日、小学校2年生のオリニから上は88歳のハラボジまで30人がサンタの衣装をはおったり、トナカイを模した被り物を頭につけたりして新宿韓僑会館に集まった。
高支団長が「皆さんは新宿支部の家族。絆を深める機会にしたい」と乾杯の音頭をとった。子どたちは「宝釣り」でプレゼントを獲得すると歓声をあげていた。
在日韓国人貴金属協会「ハングル教室」に通う子どもたちは22日、東京・台東区東上野の協会ビルでクリスマス会を開催。幼児から中学生まで30人余りが参加した。子どもたちはカードに将来の夢や両親への感謝の言葉をハングルでしたため、ツリーに飾った。カードには「先生になりたい」「オール5をとりたい」「幸せなクリスマスを送ってください」といった文言が見られた。
土曜学校生ら 長野で28人が
【長野】2018年オリニ冬季交流会(オリニクリスマス会)が15日、民団本部で開かれ、土曜学校生徒と青商会員のオリニ28人と保護者ら54人が参加した。民団県本部(朴永大団長)と長野韓国青年商工会(辛茂廣会長)が主催した。
開会式では、土曜学校に通うオリニに修了証や皆勤賞が手渡され、学校に参加していないオリニが興味津々に見ていた。青商の辛会長らがサンタに扮して登場し、様々なゲームを繰り広げ、楽しませた。
金龍洙副団長は「通い慣れた民団に土曜学校という居場所が確立され、オリニも保護者も横の繋がりが活発になったようだ」と喜ぶ。
(2018.12.26 民団新聞)