民団中央本部は11月30日、日韓議連との合同総会に参加した黄祐呂会長(セヌリ党代表)、金星坤副会長(民主党・世界韓人民主会議首席副議長)ら韓日議連一行を歓迎する晩餐会を都内のホテルで開催し、韓日関係の改善に向けて力を合わせ、ねばり強く努力することを確認しあった。
3機関役員、首都圏の地方本部代表、中央傘下団体長のほか在日韓国人連合会の代表も参席。呉公太団長は歓迎辞で「韓日関係の悪化は両国の損失であり、東アジアの安定にも影を差す。在日同胞の生活にも影響は大きい。早期改善に政治力を発揮して欲しい」と強調。在日連合会の李玉順会長は、「韓日間は『政冷』でも市民の交流は盛んだ。歴史ある民団と統合の道を歩み、両国の関係深化に寄与する」と表明した。
黄会長は答辞で、「在日60万のことを考え心配してきたが、日本に来て厳しさを改めて知った。与野党が協調しながら、万難を排して韓日関係の修復に臨みたい」と述べ、「総会では多くの結実があった。展望は開けている」との見解を示した。
韓商連の洪采植会長が音頭をとって乾杯。懇談に移ってから議員が次々に登壇、関係改善への決意披瀝と民団への激励が続いた。最後に韓在銀監察委員長が、「険悪な韓日関係の修復は容易でなく、韓国は与野党対立で消耗している場合ではない。国益優先で結束して欲しい」と締めくくった。
(2013.12.11 民団新聞)