今年は熱い…冬季五輪・サッカーW杯・アジア大会
着実に予選突破狙う
洪明甫号チーム完成度70%
6月12日に開幕し、7月13日まで1カ月間にわたって繰り広げられるブラジルW杯。8大会連続9度目出場の韓国がどこまで勝ち進むか。
H組の韓国はベルギー、アルジェリア、ロシアと対戦。突出したチームはなく混戦模様が予想されているが、若手の急成長で力をつけたベルギーと欧州予選でポルトガルを抑えて首位通過したロシアがトップを争う展開となりそうだ。ここに韓国がしっかり食い込めるのか。
4年前の南アフリカ大会では許丁茂監督が指揮を執る中、自国開催以外で初の16強入りを果たした。しかし、後を継いだ趙広来、崔康煕両監督の采配で臨んだアジア予選では、過去の「アジアの虎」の強さが見られず、冷や汗続きでの本選出場だった。
ブラジルW杯で指揮を執ることになったのが02年大会で「4強神話」を実現したときの主将、洪明甫だ。ロンドン五輪で韓国初のメダルを獲得した手腕が評価された。朴智星の代表引退による新たなチームづくりには、ロンドン五輪メンバーが柱となるからだ。
◆本選へ入念チェック
洪明甫監督は組み分け抽選会後、「今、韓国のレベルで考えると、H組の3、4位が現実だ。そこで我々が2位に入ることが重要」と話している。
代表を率いてまだ半年だ。しかし、この間の国際親善マッチなどを経る中でチームづくりは70%以上に到達しているという。現在、孫興民、李青龍、奇誠庸、金甫ら欧州組がチームを引っ張る中、金珍洙、池東源、尹一録ら若手が成長を見せている。
「選手たちの戦術理解も深まりつつあり、今後、負傷者には気をつけたい。主力が本選に欠けたら大きな損失。その意味でも選手管理を徹底したい」と話す。
1月13日からW杯のベースキャンプ地、フォス・ド・イグアスで遠征合宿を行う。現地への適応を図った後、米国に移動し2月3日までコスタリカ、メキシコ、米国とテストマッチを行う。
◆韓国の予選リーグ
1,6月18日7時=ロシア
2,同23日4時=アルジェリア
3,同27日5時=ベルギー
(いずれも日本時間)
(2014.1.1 民団新聞)