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南館の竣工 3月に
白頭学院 金聖大理事長
昨年2月に新校舎起工式を行い、懸案であった老朽化した校舎の再建築事業がスタートしました。
工事は順調に推移し本年3月には新南館校舎が完成し、生徒たちは4月から新しい校舎で学ぶことができるようになります。
2015年3月の完全竣工を目指して、本年からICT教育の本格的導入に向けたスタートを切ります。民族教育を強化し、ウリマル、伝統芸術に力を入れると同時に英語教育についても引き続き充実をはかっていきます。
韓国政府からの手厚い事業費支援と、校友会・PTAをはじめとする同胞の皆様方の尊い教育振興資金の賛助を受け、同胞社会や韓国、国際社会に貢献しうる人材を育てるために、理事会・教職員が今後とも一丸となって努力しようと決意を新たにしています。
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韓学の原点に返る
金剛学園 梁廣相理事長
金剛学園は本来の韓国学校への回帰を図り、2014年度から小学校にて新一年生を対象に一部教科による「韓国語イマージョン教育」を実施いたします。また中・高等学校では、特進コースのもと、徹底した指導・教育により、着実に韓日両国の大学への高い進学率を実現しており、さらにはテコンド専用道場「金剛修錬館」や照明設備を有した人工芝テニスコート等、スポーツ施設を完備することにより優秀なスポーツ選手の育成にも力を注いでおります。これからもより一層の教育環境の充実をはかるべく、日々取り組んで参る所存であります。
子供たちは計り知れない大きな可能性を秘めております。そのような彼らと日々接する我々は、より良い教育を施すことこそ使命と考えます。
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「生きる力」伸ばす
京都国際学園 金晃理事長
本校は中・高のみの学校ではあります。しかしながら、、小規模の良さを活かした面倒見の良い学舎をめざすとともに、韓国語をはじめとする韓国文化を理解するための特色ある教育を実践しています。
また、野球をはじめテニス、サッカーなどのスポーツや韓国舞踊、韓国伝統楽器、軽音楽などのクラブ活動を通じて仲間意識を養っています。
生徒が学校の主人であるという考えのもと、理事会、教職員、保護者、京都民団と地域住民らと手を携えて、生徒らの「生きる力」を伸ばすために今後も奮闘してまいる所存です。
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第2校の設立が急務
東京韓国学園 呉公太理事長
本校は今年、開校60周年を迎えます。
ふりかえると、54年4月、開校当時の状況は、解放後の混乱した社会環境と甚だしい民族差別の中に置かれ、決して明るいものではありませんでした。しかし、祖国と民族の未来のため、同胞社会を背負っていく次世代の育成は切実な課題でした。故に様々な困難を乗り越えて多くの優秀な人材を輩出してきました。
最近では、海外の韓国学校の中でも民族教育の殿堂として「名門校」に評価されました。
ここ数年、入学希望者が増え続けていながらも、各クラスが過密状態に置かれ、全員を受け入れられず、待機生も生じています。
こうした課題を解消するため、第2校の設立は急務です。また、優秀な教師の確保とレベルの高い教育活動が望まれています。
(2014.1.1 民団新聞)