今年は熱い…冬季五輪・サッカーW杯・アジア大会
在日選手出場に期待
先端技術の会場も魅力
86ソウル、02年釜山に続き、韓国では12年ぶり3度目の開催となる仁川アジア競技大会は9月17日に開幕、10月4日まで36競技、437種目の熱戦が繰り広げられる。
大会のテーマは「平和の息吹、アジアの未来」でマスコットは、北韓に近い西海上の白 島の頭武津に生息するゴマフアザラシの「ピチュオン」「パラメ」「チュムロ」(すべて仮名)の3匹。韓国語でそれぞれ大会テーマの「光、風、舞」にちなんでいる。
広報大使は水泳の朴泰桓、新体操の孫延在をはじめ、元マラソンランナーの李鳳柱、俳優の崔佛岩、ソプラノ歌手の秀美、男性グループ「JYJ」ら。
準備状況も、39会場のうち21会場を新設したが、リハーサル的な意味を兼ねた昨年の国体では各会場ともにほぼ完成、最先端の技術を駆使した近代的な競技場がお目見えした。
前回の中国・広州大会で韓国は金76・銀65・銅91の232個のメダルを獲得し、中国(金199・銀119・銅98)に次いで総合2位の成績を収めている。3位の日本は金48・銀74・銅94個。
今大会もこの3カ国がメダルを量産することになるが、注目されるのは在日同胞選手が韓国代表として加わるかだ。その最も有力競技が柔道だ。
昨年秋に行われた柔道の国際大会に、在日4世の安沙好選手(埼玉栄高校3年)が韓国女子代表として出場したほか、男子でも12年国体で金メダル、13年に銀メダルを獲得した金琳煥や12年の国体で銅メダル、昨年の全日本大学選手権大会で優勝した安昌林らがその可能性を持っている。
(2014.1.1 民団新聞)