掲載日 : [2018-03-07] 照会数 : 11394
東京五輪柔道国家代表候補の金知秀選手を応援…公益財団法人韓昌祐・哲文化財団
[ 金知秀選手(右)に助成証書を贈り、笑顔で祝福する韓昌祐理事長
]
個人4件、団体3件に助成証書
公益財団法人韓昌祐・哲文化財団(韓昌祐理事長)は5日、東京・千代田区丸の内の東京国際フォーラムで2017年度助成証書の授与式を行った。今回、受贈者に選ばれたのは個人4件、団体3件。
スポーツ分野では20年東京五輪に在日女子初の柔道国家代表として出場が有望視されている金知秀さん(夙川学院高校2年、兵庫県神戸市)が選ばれた。
金さんは16年全国高校総体48㌔級で優勝し一躍注目を集めた。17年もアジアジュニア選手権に57㌔級で出場し優勝。今年2月にはパリで行われた柔道グランドスラムで銅メダルを獲得し「世界のトップが見えてきた」と話す。助成金は科学的トレーニングと海外遠征の費用にあてるという。
「映画」では「ドキュメンタリープロジェクト母の鶏スープ」(梁英姫代表、ドキュメンタリー映画監督)が助成対象となった。梁さんは大阪・鶴橋で暮らす母親の人生を通してルーツ済州道の歴史をひもとくドキュメンタリーを制作中。助成金で映画を完成させる。
来賓として参席した伊吹文明衆議院議員と日韓親善協会中央会の河村建夫会長(衆議院議員)、民団中央本部の呂健二団長がそれぞれあいさつを行った。
(2018.3.7 民団新聞)