
「全州会」という名称のユニークな韓国語練習会が毎月1回、都内で開催されている。参加者は在日のほか、全羅北道全州市で韓国語の勉強をした経験者、ないしは旅行で立ち寄るなどして魅せられた人たちだ。現地を何回も訪れているだけに全州を「わが心の故郷」といってはばからない。
韓国語の実力は全員、「中級」以上。日本語を使わなくても韓国語で自由に意思疎通できるレベルだ。かといって堅苦しい学習会ではなく、全州にまつわる会話を自由に楽しむサロンといったほうが似つかわしい。笑い声が絶えないからだ。
韓国語の勉強を始めたきっかけを聞くと、「韓国のドラマ、ノレ(歌)にはまり、意味が知りたくて始めた」、「日本で韓国人と知り合ってから」という答えが多かった。高松康子さん(立教レデイスクラブ国際交流チーフ)は「気のおけない仲間どうし、韓国語の勉強をしながら情報交換を楽しんでいる」という。主婦の三町和子さんは、「全州市の参加者から旬の情報を聞けるのが何よりの魅力」だという。
同会は韓国語講師の増田みつ枝さんが呼びかけ、昨年3月に発足した。毎回参加する固定メンバーは5人。このほかに入れ替わり立ち替わりゲスト参加者が加わる。6月は在日韓国人と日本人10人が参加した。
全州市にある非営利団体「韓日文化交流センター」は同会のカウンターパートナーともいうべき存在だ。日本からの語学留学や文化体験、旅行などあらゆるニーズに応え、希望に合わせたプログラムづくりや宿泊先の確保などにあたっている。
事務局長は山梨県から全州市に語学留学して6年目の中村美子さん。
全州会例会では韓国語で会話を交わしている
(2015.7.29 民団新聞)