掲載日 : [2005-04-06] 照会数 : 3019
沖縄戦戦没者・韓国人新たに50人(05.4.6)
◆「平和の礎」に追加刻銘
【沖縄】太平洋戦争末期の沖縄戦で亡くなった韓国人戦没者50人の名前が沖縄戦の激戦地で、多数の戦死者や自決者を出した場所として知られる糸満市摩文仁の平和記念公園内にある「平和の礎(いしじ)」に追加刻銘される見通しとなった。
「平和の礎」は県が太平洋戦争・沖縄戦終結から50周年を迎えた95年6月23日の「慰霊の日」に除幕した。この碑には45年3月26日から9月7日までの沖縄戦で亡くなったすべての人、内外で戦死した沖縄県出身者の名が、出身県・出身国別に刻まれている。刻銘者は04年6月23日現在で約24万人。韓国人は341人を数える。
03年には刻銘対象枠が広がり、県では新たな対象者の掘り起こしを進めてきた。新たな50人は厚生労働省の保管名簿から明らかになった。名簿は福岡総領事館を通じて外交通商部にわたった。外交通商部は受け取った名簿を「日帝強占下強制動員被害真相究明委員会」と行政自治部、各市・道に渡して確認作業を行っている。遺族の了解を得て刻銘される。
(2005.04.06 民団新聞)