掲載日 : [2005-04-06] 照会数 : 4804
<兵庫>大震災10年で国際感謝の集い(05.4.6)
◆民団も同席…ネットワーク構築へ
【兵庫】阪神・淡路大震災から10年の節目を迎え、海外や各団体からの支援に対して感謝の意を表す「震災復興・国際感謝の集い」が3月29日、震災復興のシンボルである神戸東部新都心・JICA兵庫国際センターで開かれた。
今後の防災や国際救援などに関する意見交換を通じての相互協力関係の樹立、ネットワークの構築を目指して同実行委員が主催。関係各国の代表や団体、地元被災地の代表ら300人余りが参加した。
ビデオ「震災復興10年の歩み」の上映のあと、井戸敏三兵庫県知事は「この震災やスマトラ沖の地震などを世界共通の災害として受け止め、各国・地域どうしが手を携え、コミュニティーレベルでの災害への防災力を高めることが減災につながる」と述べながら、震災から学んだ教訓を大きな未来への一歩としたいと強調した。
集いに参加した民団兵庫県本部の尹達世事務局長は、「災害が起こった時、民団としてもすぐ対応できるような体制作りが大事であることを実感した」と話していた。
(2005.04.06 民団新聞)