掲載日 : [2005-04-06] 照会数 : 10299
<神奈川大>共生社会へ同胞招きシンポ(05.4.6)
[ 鄭夢周事務総長が「在日KOREAN」の渡日事情を説明した ]
◆民団中央事務総長と青年会長
【神奈川】国際シンポジウム「外国籍住民との共生社会の創造」が3月29、30の両日、神奈川大学で開かれ、研究者や運動家、市民らが参加した。主催は神奈川大学人文学研究所「外国籍住民との共生社会の創造」研究会(代表・横倉節夫神大教授)。同シンポでは「在日KOREAN」「在日CHINESE」「中国帰国者」のケースを取り上げた。
29日には民団中央本部の鄭夢周事務総長が出席。「在日KOREAN」の渡日事情を説明したあと、「世界の中の日本を目指すうえで、日本は人権面などでまだまだ遅れている。私たち在日が日本における内なる国際化に寄与していきたい」と述べた。30日には在日韓国青年会の壽隆会長も出席し、「私は川崎で生まれ育ったので川崎によくなってほしいという気持ちがある。こういう考え方が共生へ向けての社会参画への動機になると思う」と話した。
シンポではほかにも日本人の市民運動家や在日中国人の活動家らが報告を行った。同会は「研究者以外の方たちにも共同研究者として協力していただきたい」としている。
(2005.04.06 民団新聞)