掲載日 : [2022-06-24] 照会数 : 2405
関東済州道民協会60周年記念式典…郷土への貢献先達に思いはせる
[ 協会顧問に「功績牌」を手渡す梁日勲会長(左) ]
在日本関東済州道民協会(梁日勲会長)は19日、東京・台東区の上野精養軒で創立60周年を祝う式典を開催した。済州大学から金一煥総長が祝いに駆けつけた。
前身は1961年創立の済州開発協会。郷土道民会としては全国でも草分け的な存在だった。会の創立からまもない63年から毎年、ミカンの苗木を伝達し、道民の所得向上に寄与してきた。このほかにも、学校や体育館、ホテルを建設し、水道敷設用のパイプやマイクロバスなども伝達。92年に現在の名称に変えた。
姜昌一駐日大使があらためて道民会の郷土貢献をたたえたのに対し、梁会長は「インフラ設備は整った。これからはソフト面でなにか貢献できないか検討している」と述べた。
席上、梁会長が協会を牽引してきた顧問と相談役合わせて18人に60年ものヴィンテージワインと「功績牌」「功労牌」を手渡し、感謝の意を伝えた。また、故高哲明副会長の遺族には「感謝牌」が贈られた。
引き続き22年成人式に移り、韓承唯、金真斗両氏の門出を祝った。
(2022.06.22 民団新聞)