国際社会の厳しい警告にもかかわらず、昨年2度の長距離弾道ミサイル発射に続き3回目の核実験を強行した北韓は、ジュネーブ国連軍縮会議でこれを非難する発言が続出するや、「異常な振る舞いは、韓国の最終的な崩壊の到来を告げるだけだ」と脅迫し、いっそうの軍事挑発に出る態度をあからさまにした。
北韓による核兵器・長距離弾道ミサイルの開発は、全民族の生存と東アジアの平和を顧みず、平壌政権中枢の延命のみを図る狂気の産物であり、一片の正当性もない。3度の核実験は韓半島を深刻に汚染させ、すでに子々孫々への影響が懸念される段階にある。
われわれ民団は、北韓の一連の暴挙を看過できず、第67回定期中央委員会の名においてこれを強く糾弾するとともに、次のように決議する。
1、北韓は核兵器・長距離弾道ミサイルの開発を即刻放棄して核拡散防止条約(NPT)および国際原子力機関(IAEA)に復帰し、国際社会の健全な一員となることが唯一、未来を開く道であることを自覚せよ。
2、国連と関連主要国は国際社会の非戦、平和の意思に基づき、北韓をして軍事挑発が自らに百害あって一利もないことを知らしめ、経済・民生を優先する政策への転換を一致結束して導くよう求める。
3、北韓による軍事挑発と核による汚染が危険水位を超えつつあることに鑑み、わが民族の成員が南北と海外とを問わず、韓半島の平和確保と自らの生存権をかけて核兵器廃絶に決起することを強く求め、本団はその先頭に立つことを表明する。
(2013.2.27 民団新聞)