北韓による天安艦奇襲撃沈から3年の26日、民団の中央本部、東京本部および中央傘下団体役職員ら約100人は東京・港区南麻布の韓国中央会館で「北韓の戦争挑発糾弾集会」を開いた。
参加者は、3回目の核実験に対する国連安全保障理事会の制裁決議採択を前後して「休戦協定の全面白紙化」「南北不可侵合意の全面破棄」「韓半島非核化共同宣言の全面白紙化」声明、「ソウルおよびワシントン火の海化」発言をはじめ、核先制攻撃や全面戦争再開を示唆するなど、対南挑発・恫喝を継続、韓半島の緊張を高めている北韓政権を厳しく糾弾した。
集会では、天安艦犠牲者への黙祷、北韓の最近動向に関する報告の後に、「北韓の妄動は、韓半島の非核化と平和を念願する8000万韓民族と、国際社会の願いを踏みにじる重大な挑発行為であり、決して容認することができない」として糾弾決議文を採択した。
糾弾決議は、北韓に対して①「休戦協定の全面白紙化と南北不可侵合意の全面破棄、韓半島非核化共同宣言の白紙化」の即刻撤回を求めると同時に②「国際社会の声に耳を傾け、人類に重大な脅威を与える核開発を即刻放棄し、早期に南北対話と6者会談に臨む」ことを促した。
また、朝鮮総連に対して「北韓の3代世襲独裁政権に盲従せず、民族的良心に基づき、飢えに苦しむ北韓住民の救済に即刻立ち上がる」ことを呼びかけた。
全国各地での民団定期地方委員会でも、北韓の戦争挑発を糾弾する決議文を採択している。
(2013.3.27 民団新聞)