「話してみよう韓国語」全国10都市に拡大
人気のスキット部門
韓国語学習者のすそ野を広げてきたユニークなスピーチコンテスト「話してみよう韓国語」が東京と大阪で初開催されてから今年で満10周年を迎えた。05年以降は青森、鹿児島などの地方にも広がり、現在は全国10都市で毎年開催される人気行事として成長している。
サッカーワールドカップ韓日共催を前に韓国語学習者人口が増えていた02年夏のこと。韓国文化院が高校生などの初心者でも参加できる「敷居の低い」韓国語スピーチコンテストとして始めたのが、「スキット部門」を核とする「話してみよう韓国語」だった。
「スキット部門」は指定された台本にアドリブを加え、2人1組で韓国語表現を楽しむ。03年の第1回東京大会には一般も含め29組が出場した。その後も希望者は増え続け、12年度は2人1組のスキット部門と個人資格のスピーチ部門合わせ、全国10都市で過去最高の504組971人の応募があった。
08年には「韓国語界の甲子園」ともいわれる「クムホ・アシアナ杯『話してみよう韓国語』高校生大会」も誕生。地方大会で優秀な成績を収めた高校生たちが3月に東京の韓国文化院で開催される本選を目指すようになった。
16日の本選にはスピーチ部門8人、スキット部門13組が競いあった。この結果、スピーチ部門では〆田祐奈さん(愛知県立千種高等学校2年)、スキット部門では啓明学園高等学校2年の新町涼・太田光昭組がそれぞれ最優秀賞に選ばれた。
(2013.3.27 民団新聞)