日帝の植民地統治に抗して韓半島全域で「大韓独立万歳」を叫び、200万以上の民衆が参加した「3・1独立運動」(1919年)の94周年記念式典が1日、全国各地の民団で開かれた。
民団東京本部(金龍濤団長)が主管した韓国中央会館での中央式典には民団幹部ら150余人が参加。民族の自主・自尊、平和、民主発展の3・1精神を継承し、韓半島の非核化と平和的・民主的南北統一の推進を誓った。
金団長は開式辞で、「祖国の発展と韓日両国の友好親善を通じ、在日同胞が安心して暮らしやすい環境づくりに一層努力しよう」と強調した。
続いて、申?秀駐日大使が朴槿恵大統領の「3・1節記念辞」を代読した。申大使は2月25日の朴大統領就任式に1200人もの在日同胞が参加したことに感謝を表明した。
中央本部の呉公太団長は記念辞で、「北韓の武力挑発で韓半島と東北アジアの平和が脅かされている」と指摘、北韓に対して「無謀な挑発を即刻中止して韓半島の非核化と地域の安定、および北韓住民の生活救済に努める」ことを強く促した。
呉団長はまた「私たちの生活は韓国と日本、そして両国関係と密接な関連がある」とし、「地域住民として日本地域社会の発展にいっそう寄与し、韓日間の友好増進の懸け橋としての役割を強化する」と表明した。
式典では①3・1精神を継承し、韓民族としての正体性を確立するために全力を尽くす②韓民族の一員として祖国の繁栄にさらに寄与し、韓半島の非核化と平和統一推進に積極的に参加する③在日同胞社会の次世代を担う青年たちの育成と団員奉仕の原点に戻り組織基盤強化に力を尽くす④地域住民として地方参政権の実現に尽力すると同時に韓日友好増進の懸け橋的役割を果たす−−との決議文を採択した。
(2013.3.6 民団新聞)