掲載日 : [2023-07-19] 照会数 : 1860
エアソウル、コロナ禍から4年ぶり米子-ソウル定期便運航再開へ
【鳥取】韓国の格安航空会社(LCC)エアソウルが10月から米子‐ソウル線の定期便運航を再開する。鳥取県の平井伸治知事が3日、ソウルのエアソウル本社を訪れて趙鎮満社長に働きかけて確約を得た。実現すれば4年ぶりとなる。
運行再開は10月25日で、日曜、水曜、金曜の3往復。195人乗りの機材を使用することにしている。趙代表理事は、インバウンド、アウトバンドのプロモーションへの協力を県に求めた。
これに対して県は今後、県内観光地を周遊できるクーポンブックの作成や離着陸の時刻に合わせたリムジンバスの運行、韓国メディアを招いた県の魅力発信など路線の利用促進に取り組む。
平井知事は「コロナ禍を乗り越え、いよいよ山陰から世界への扉が開く。地域一丸となり、山陰ゲートウェイの新時代を切り開いていく覚悟だ」とコメントした。
同便は韓日関係の悪化の影響で2019年10月に運休。コロナ禍からの回復に伴い、今春になって3便計9往復の連続インバウンド(訪日客)専用チャーター機が運航していた。
期間中、境港や水木しげるロード、白壁土蔵群、鳥取砂丘、松江城などを巡る2種類6ツアーの平均搭乗率は81.1%と好調だった。
(2023.7.19民団新聞)