掲載日 : [2022-08-25] 照会数 : 17435
次世代文化探訪スクールで同胞中・高校生が連帯深める
在日同胞の中・高校生を対象に夏休みを活用して全国の同世代が連帯を広げる「2022文化探訪スクール」(民団主催、在外同胞財団後援)の中学生コース(8月17~20日)と高校生コース(8月20~23日)が広島で開催された。
北は北海道、南は沖縄など全国から参加した50人(中学31人、高校19人)は4日間、ともに学び、語り合いながら新たな絆を育んだ。小学生時代にオリニジャンボリーに参加したメンバーも多く、再会を喜びあう場面も見られた。
3泊4日間、平和記念公園にある韓国人原爆犠牲者慰霊碑の参拝をはじめ、韓国原爆被害者対策特別委員会の権俊五副委員長から被爆証言を聞いたほか、県内にある朝鮮通信使ゆかりの地などを見学した。また、韓国語基礎講座やグループ討論会、全体交流会で親睦を深め合った。
コロナ禍前、民団の中・高校生と大学生向けの次世代イベントは「次世代母国サマースクール」として毎年、韓国で開催していた。
しかし、この2年間は中止を余儀なくされた。
民団では、全国の次世代たちが一堂に集い、同胞や韓国文化と触れ合う場をと、国内での開催を企画した。