掲載日 : [2021-04-20] 照会数 : 9649
東京五輪まで100日…韓国代表のユニホーム披露
[ 東京五輪用韓国代表のスポーツユニフォーム ] [ 高麗青磁の翡翠色のきらめきを表現した正装ユニフォームのジャケット ]
大韓体育会(李起興会長)は14日、忠清北道鎭川の国家代表選手村(ナショナルトレーニングセンター)で、「東京五輪100日前メディアデー」を開き、選手団の決意表明式にあわせユニホームを公開した。
正装のジャケットは高麗青磁の翡翠色のきらめきを表現し、裏地は高句麗舞踊塚の狩猟図をモチーフに勇猛性をそれぞれ盛り込んでいる。パンツは朝鮮白磁の素朴な純白を表現した。
上下とも白をベースに製作した表彰式用の服装は袖の左側に青と赤の太極文様、上着の後ろには太極旗の4角に描かれている「乾坤坎離」をそれぞれデザインした。
コーロン傘下の「ケンブリッジメンバーズ」がスーツ、ヨンウォンアウトドアがスポーツユニフォームを制作した。
生地は東京の高温多湿な天気を考慮し、冷感、撥水、透湿、吸湿、速乾機能などを強化した最先端素材を使った。
過去の五輪で韓国選手団のユニホームは大きな注目を浴びた。特に2012ロンドン大会では米国の「タイム」が選んだ「ベストユニフォーム」の一つに選ばれ、2016リオ大会でも米経済メディア「フォーブス」が選んだ「ベストユニフォーム」に選ばれた。
李会長は「いよいよ100日後に迫った。国家代表選手たちはコロナなど様々な悪条件を克服しなければならないが、練習の成果を発揮できるよう、体育会は支援を惜しまない」と述べた。
東京五輪選手団長に選任された張仁華釜山市体育会長は「重大な責任感で大会が終わる瞬間まで最善を尽くす」とし「歴代夏季五輪の中で今大会が最も環境が良くないが、20年間スポーツ分野での経験を生かし、選手たちが技量を思う存分発揮できるようにサポートする」と述べた。
コロナのワクチン接種をめぐり、体操の梁鶴善選手とフェンシングの具本吉選手らはインタビューで「全国民がワクチンを接種するので、私たちも接種する」「できるだけ早く接種することを望む」と意思を明らかにした。
李会長は「現在、政府と疾病管理庁が東京五輪に参加する韓国選手団のワクチン接種時期などを論議中」とし「今月中旬から接種を始める」と明示した。
韓国は12日現在、21種目74競技177人が東京五輪の出場権を獲得しており、6月末まで各競技での出場権確保を増やし、27種目、約340人の選手団になると予測しており、金メダル7個、総合10位を目標としている。