掲載日 : [2017-10-25] 照会数 : 10917
韓日友好「10月マダン」
[ 大人も子どもも夢中になった玉入れ(宮城) ] [ 日韓友好交流公園にはサムルノリが似合う(鳥取) ]
「10月のマダン」が各地で開かれた。当初は同胞の絆を確認する場として始まったが、近年は韓日の友好交流の場としての色彩を強めている。
日韓協と共催
民団宮城(金政郁団長)は柴田郡村田町のスポーツランドSUGOで在日同胞運動会を開催した。同本部の運動会は昨年、36年ぶりに復活してから今年が2回目。
競技は綱引きやトゥホ(投壺)、玉入れなど。にぎやかな応援合戦を受けて大人も子どもも一緒になって楽しんだ。
午後は県日韓親善協会と共催したバーベキュー大会に合流。団員ばかりか韓国語講座の受講生も加わり、170人で韓日交流の輪を広げた。
豚汁やトッポッキ、キムチなどの調理は婦人会宮城(孫美子会長)が担当した。会場では平昌冬季五輪・パラリンピックの成功を祈って募金活動も行われた。
支部対抗運動会
民団滋賀(朴鍾文団長)は8日、草津市の矢橋帰帆島公園グランドで大運動会を開催。オリニからシニアまで220人余りが玉入れ、綱引き、パン食い競走など多様な競技を楽しんだ。特に支部対抗リレーは優勝の行方を左右するだけに盛り上がった。
この結果、総合優勝は大津支部、2位湖西支部、3位石山・甲賀支部。出場者には景品の洗剤やノートが全員に贈られた。また、マッサージ器やホットプレートなどが当たる抽選会も行われた。
駐大阪総領事館の崔哲豪領事、婦人会中央本部の朴善岳会長、川口道之近産大津支店長らが応援に駆けつけた。
多彩な企画満載
民団岡山(宋燦錫団長)の「コリアンフェスタ2017」は13日、岡山市のさん太ホールを皮切りにスタート。宋団長が開会を宣言し、共催団体の岡山日韓親善協会が韓国映画「ハッピーログイン」を上映した。市民約100人が楽しんだ。
関連企画として11月5日の瀬戸内牛窓国際交流フェスタでは「朝鮮通信使」行列を再現する。主催は民団も加わる同実行委。
このほか、岡山韓国教育院と共催しての韓国語スピーチ大会(11月11日、岡山韓国会館)、韓国歴史・文化連続講座(11月19日・12月3日、同)、日韓友好マダン親睦ゴルフ大会(11月30日、岡山県日韓協と共催)などが続く。
日本人市民招く
民団鳥取(薛幸夫団長)は7日、東伯郡琴浦町の日韓友好交流公園「風の丘」で開催。日本人の町・県民を迎え、150人で交流した。
バーベキュー用に団員が差し入れたテッチャンやミノをほおばりながら、「山陰サムルノリ」の演奏とパフォーマンス、在日3世の金理蘭さんによる電子ピアノの音色を楽しんだ。
同公園が整備されたのは1819年に難破して赤碕沖に漂着した韓国の商船を当時の村人が救助したという故事に基づく。韓国風庭園や日韓資料館があり、「恋人の聖地」ともなっている。
民団は韓日友好親善の象徴として10年前からこの場所で「マダン」を開催している。
(2017.10.25 民団新聞)