掲載日 : [2017-11-15] 照会数 : 14197
<青年会東京>先輩の歴史を次代へ…創立45周年に誓う
[ OBを迎え健闘を誓う現役の青年会員ら(都内のホテルで) ]
在日韓国青年会東京本部(鄭昇栄会長)の結成45周年を祝う記念式典・祝賀会が11日、東京都内のホテルで開催された。会員約60人をはじめ、民団や傘下団体、OBのほか、李讚範駐日韓国大使館総領事ら、合わせて130人が参加した。
OBも多数参加
「結成45周年を迎えて〜在日同胞青年の輝く未来へ」とのスローガンで始まった第1部で鄭会長は「今の生活ができるのは、72年10月22日の結成以来、同胞青年の連帯や在日同胞の権益など、つねに挑戦する精神で闘ってきた先輩たちの血と汗と涙のおかげ」としながら、「現在の会員のほとんどが3、4世で、1世や2世たちの在日同胞と母国に貢献した事実を知らない人も多い。その歴史をしっかり知らせたい。多様化する在日同胞青年たちのニーズに応えられる会づくりの出発点にしたい」と新たな決意を示した。
式典は45年の活動を紹介する思い出の写真で制作した映像上映でスタート。この日はOBも30人余りが参加。結成当時、在日青年の本国への貢献として実施した植樹による緑化運動、「60万のセマウムシムキ」の映像が流れると、「うわー、懐かしい」とどよめきがわき起こった。
青年会のOBでもある呉公太民団中央団長は祝辞を通じて「セマウムシムキには私も参加した。自分の手で祖国に植えた苗木は今や立派な大木となっているはず。みなさんも若いときに、何か一つ残しておいてほしい」としながら、「外登法改正運動や最近のヘイトスピーチ問題など、青年会はつねに民団の先鋒隊として実践してきた。大変力強いことだ。これからも民団を引き継いでいく若い世代たちを青年会が中心となって集めて、とにかく楽しく活動をしてほしい」と呼びかけた。
民団荒川支部に設立した青年会の初代会長を歴任した金秀吉民団東京本部団長も「いつの時代も青年会があってこそ、民団があった。若き熱意と力を発揮して民団の原動力となってほしい」と期待を込めた。
この後、尹隆道初代会長が「青年会らしく、同胞青年たちが望むことにしっかり目を向けて、必要だと思うことをどんどんやってほしい」とのビデオメッセージが上映された。
第2部は郭邦植青年会東京OBクラブ会長の乾杯で祝宴が始まった。
(2017.11.15 民団新聞)