掲載日 : [2004-10-20] 照会数 : 13501
理解できぬ本国招請 「韓統連」で組織局長談話
民団中央本部の河政男組織局長は8日、「韓統連の訪韓についての談話」を発表した。全文は以下の通り。
報道によれば、在日韓国民主統一連合(以下、韓統連)の構成員多数が、韓国政府から正規旅券の発給を受け、10日から12日まで韓国を訪問するという。この件について、在日韓国人を代表する唯一の団体である本団は、以下の通り見解を表明する。
韓統連は1978年、韓国大法院において「反国家団体」と認定された。大法院の判決に基づいて本団は韓統連を敵性団体と規定し、その代表的人士を本団から除名した経緯がある。
しかるに、大法院の判決が変更された事実がないにもかかわらず、反国家団体の代表的人士にまで正規旅券を発給し本国に招請することに対し、本団としては理解に苦しむところである。
この度の韓国政府の韓統連に対する入国許可措置に対し本団はもちろん、祖国を愛する声なき圧倒的多数の善良な在日同胞は困惑を禁じえないでいる。
この度の措置について、在日同胞全体に対し政府としての納得のいく説明が切に求められるところである。
(2004.10.20 民団新聞)