掲載日 : [2004-10-20] 照会数 : 3691
犠牲者追慕の碑 移住140周年で除幕式…在露同胞(04.10.20)
[ 移住140周年式典を飾るフィナーレ ]
【モスクワ】韓民族同胞のロシア移住140周年記念行事が2日、モスクワ市郊外の国立セルビンカ墓地で全ロシア高麗人連合会(趙バシルリ会長)主催で開かれた。まずロシア政府から提供された土地で、「政治弾圧・強制移住高麗人犠牲者追慕碑除幕式」が挙行された。犠牲者の家族や独立有功者遺族会をはじめ、ウズベキスタン、カザフスタン、キルキーツなどの高麗人協会幹部らが多数参席した。モスクワ市からも市長代理ら幹部が同席した。
式では鄭泰翼駐ロシア大使のほか、在外同胞財団の李光奎理事長、海外韓民族協議会を代表して金宰淑団長らがそれぞれ追念辞を述べた。金団長は、犠牲者慰霊碑建立支援金を伝達した。
一行はその後、ロシア移住140周年を記念してモスクワ市から寄贈された高麗人文化センター建設地を訪ねた。3日にはクレムリンの側にある無名戦士の碑を参拝し献花した。CIS諸国には現在、約50万の韓民族同胞が居住している。そのうちロシアには約15万、ウズベキスタンに20万、カザフスタンに10万人が住んでいる。いずれもスターリン時代の1937年に中央アジアに強制移住させられた同胞の子孫3、4世が主体だ。
(2004.10.20 民団新聞)