掲載日 : [2019-12-14] 照会数 : 6248
韓国舞踊と俳句を融合…金利惠さんが来月公演
東京と名古屋で
在日韓国人2世の韓国舞踊家、金利惠さんは来年1月15日、俳句と韓国の舞踊を融合した舞台「俳舞 金利惠 俳句を舞う」を東京と名古屋の2会場で開催する。
金さんは1981年、韓国に帰国後、本格的に韓国舞踊の修行をした。日本語を話すことを自ら禁じ、韓国舞踊に向き合った。2003年「ソウル俳句会」と出会い、08年に俳人、黒田杏子さんの門下生として俳句を学んだ。
同公演を発想、提案した初代文化部長官の李御寧さんは、俳句を音楽や歌で演奏するケースはあるが、舞踊はない。俳句も詠むという金さんの舞っているのを見て、「俳舞」だと思ったという。
同公演は、日本に生まれ育ち、韓国で舞踊という表現を習得した金さんだからこそ創られる「俳舞」という初めての試みになる。
出演は金徳洙さん(チャンゴ)、仙波清彦さん(鼓)、福原寛さん(篠笛、能管)、姜権洵さん(正歌)。
<東京公演>2020年1月15日。18時30分開演。銕仙会能楽研修所(港区南青山)。前売り4800円、当日5300円。アフタートークは赤坂憲雄さん(学習院大学教授)と金さん。
<名古屋公演>1月16日。18時30分開演。今池ガスホール(千種区)。前売り4500円、当日5000円。アフタートークは金徳洙さんと金さん。
いずれも予約・問い合わせは青い鳥創業(03・5748・7181)。
(2019.12.13 民団新聞)