掲載日 : [2020-02-13] 照会数 : 9488
アカデミー作品賞に輝く 奉俊昊監督「パラサイト」
[ 作品賞を受賞し主演のソン・ガンホ(左)と抱擁を交わす奉俊昊監督(ロイター=聯合ニュース ]
非英語映画で初 脚本賞など
4冠も達成
第92回アカデミー賞の授賞式が9日(日本時間10日)、米ハリウッドのドルビー・シアターで行われ、世界で注目されていた奉俊昊(ポン・ジュノ)監督の「パラサイト 半地下の家族」=韓国題名「寄生虫」=が作品賞に輝いた。アジア人初であり、非英語による作品が初めて作品賞を獲得する快挙を果たし、作品賞をはじめ、監督賞、脚本賞、国際映画賞(外国語映画賞)の4冠を達成した。
同作品は、昨年5月の第72回カンヌ国際映画祭では、韓国初となる最高賞のパルムドールを受賞したのをはじめ、第77回ゴールデン・グローブ賞外国語映画賞、第26回全米映画俳優組合賞、英国アカデミー賞外国語映画賞、脚本賞などを受賞し、オスカー受賞に対する期待が高まっていた。
「パラサイト」は、これまでの英語以外の外国映画として、アカデミー賞の歴史を塗り替えた作品になる。
映画は、全員失業中の一家が、裕福なパク氏の家に足を踏み入れたことから、予想もつかない物語が展開する。
文在寅大統領も10日、自身のフェイスブックで、祝福の言葉を投稿した。
(2020.02.12 民団新聞)