掲載日 : [2020-01-29] 照会数 : 7002
「スウィング・キッズ」来月公開
[ タップダンスにめざめるロ・ギス (©2018 NEXT ENTERTAINMENT WORLD & ANNAPURNA FILMS.All Rights Reserved.) ]
捕虜たちのタップチーム
韓国戦争を背景に、捕虜収容所で結成されたタップダンスチームの姿を描いたカン・ヒョンチョル監督の映画「スウィング・キッズ」(配給=クロックワークス)が2月21日から、東京のシネマート新宿ほか全国で順次公開される。
1951年、巨済島捕虜収容所。元ブロードウェイのタップダンサーである米軍下士官、ジャクソンは、収容所に新しく赴任した所長のダンス公演プロジェクトを無理やり担当させられる。
志願者の中で最終的に残ったは収容所一番のトラブルメーカー、朝鮮人民軍のロ・ギス、4カ国語を操る少女ヤン・パンネ、生き別れた妻を捜す朝鮮民間人捕虜のカン・ビョンサム、栄養失調の中国人捕虜シャオパン。一堂に会した彼らの名前はスウィング・キッズ。
ブロードウェイ最高のダンサーであり俳優のジャレッド・グライムス(ジャクソン役)は圧倒的なパフォーマンスを披露。ロ・ギス役を演じたD、O(EXO)は、難しいタップダンスを完璧にこなした。人種や思想、イデオロギーを超え、ダンスで一つになっていく人たちの物語を感動的に描いている。
(2020.01.29 民団新聞)