掲載日 : [2019-02-28] 照会数 : 7739
在日3世の金琳煥が銀メダル…柔道のグランドスラム
[ 銀メダルを獲得した在日3世の金琳煥(左端) ] [ 決勝で惜しくも敗れた金琳煥(上) ]
東京五輪への大きなステップに
2月22日、柔道のグランドスラム・デュッセルドルフ大会で、在日同胞3世の金琳煥(27・韓国馬事会)が66㌔級で銀メダルを獲得した。
この日、3回戦までをすべて一本勝ちし、準々決勝と準決勝はいずれも延長に突入。得意の背負い投げで技ありを決めた。決勝は世界ランキング4位の日本の丸山城志郎と対戦。指導を2回受けた後の2分に内股で技ありを決められ、惜しくも敗戦した。
金琳煥は高校時代から日本のインターハイなどで頭角を現し、柔道の名門、東海大学に進学。各種全国大会で優勝しており、高校時代から韓国国体にも出場し数度の金メダルを獲得している。
大学卒業後、韓国で実業団入りしたあと力をつけ、この1年間に多くの国際大会に出場。最新の世界ランキングでは88位から49ランクとジャンプ・アップし39位に大きく順位を上げ、来年の東京五輪出場への大きなステップになった。
(写真:IJF=国際柔道連盟)
(2019.03.06 民団新聞)