掲載日 : [2019-04-03] 照会数 : 7616
「朝鮮王朝末期の輝き・語り継ぐ朝鮮の美」京都・高麗美術館
[ 「青花蝙蝠寿文鉢」(19世紀末) ] [ 「柳樹人馬図」(19世紀末) ] [ 「冊架図屏風」(部分、19世紀) ]
朝鮮王朝末期…美の輝き
所蔵の「朝鮮通信使」資料も展示
高麗美術館の展覧会「朝鮮王朝末期の輝き・語り継ぐ朝鮮の美」が8月20日まで、京都・北区の同館で開かれている。
朝鮮王朝は519年間存続した。初期の王朝支配体制確立期から日本、清の侵略による王朝の動揺期、政治の安定期から世界の潮流が押し寄せた王朝後期へと続く。
そして朝鮮王朝末期は上流階級の文化が一般社会に広がりを見せた。例えば、男性が持つ文房四宝などに見る道具の多様化、女性用の家具に見る色彩装飾などにその輝きが現れてくる。
同展では、朝鮮王朝末期の文化と輝き、そして近代以降の王朝文化継承の過程で生まれた書、工芸、海外など約70点を展示している。
併せて、2017年ににユネスコ「世界の記憶」に登録された同館所蔵の「朝鮮通信使」資料も特別展示されている。
展示は「華角三層欌」(19世紀末)、「青花蝙蝠寿文鉢」(同)、「柳樹人馬図」(同)、「冊架図屏風」(部分、19世紀)ほか。
展覧会は10~17時開館。毎週水曜日休館(ただし5月1日は開館)。入館料一般500円ほか。
問い合わせは同館(075・491・1192)。
(2019.04.03 民団新聞)