掲載日 : [2019-10-25] 照会数 : 11092
活性化する戸別訪問、面談実現6割の成果…南京都支部、若手役員登用で新風
[ 戸別訪問する孔信根支団長(中央)と婦人会役員 ] [ 戸別訪問を前に、「いざ出陣!」 ]
民団京都・南京都支部(孔信根支団長)では19日、今年度活動方針の柱でもある「ネットワークを作ろう!戸別訪問運動」を実施した。京都本部の金政弘団長をはじめ、同本部役員と同本部と婦人会の役員に中央本部から李清鍵中央組織局長らが加勢して21人で99世帯を訪問し、約6割の59軒で面談が実現した。京都では7月にも右京支部で2日間、集中訪問活動を展開し、団員と支部の接点拡大を図ってきた。
今回の訪問は、団員の近況や世帯情報の把握はもちろん、民団に対する意見や要望を支部の活動に反映させ、団員の信頼向上に繋げる意図があった。合わせて、高齢団員に向けた敬老記念品の伝達はじめ、2013年から開始したデイサービス等の高齢者福祉事業等の広報等にも努めた。
同支部では今回の団員宅訪問を「オール京都・南京都支部戸別訪問活動」と題し、5人の役員が参加するなど、支部の基本活動として積極的に臨んだ。
孔支団長は若い人材を積極的に主要役職に登用し、支部に新風を起こし、団員との信頼関係を向上し、活性化を進めている。婦人会も若い世代の台頭に触発され、積極的に参与した。
前日には、組織活性化会議が開かれ、団員への対応を中心に活動者たちが活発な意見を交わし合った。
孔支団長は「若手役員の定着によって支部が活性化している傾向にはあるが、まだまだ先行きは不透明。今まで民団を支えてくれた団員と、顔と顔を見合わせる基本的活動が不足していると感じている。今回の戸別訪問を契機に支部役員と団員間の新しいネットワークを築きたい」と期待を込めた。
また、「経験不足もあり、中央と地方本部の指導と協力を仰ぎながら、戸別訪問の意義をしっかり理解し、さらなる支部活性化に繋げたい。最終的に団員の皆さんに民団の存在意義がしっかりと理解頂けるよう、活動を詳細に説明し、コミュニケーションを深めよう」と呼びかけた。
金政弘団長も「南京都支部は今回の戸別訪問に向けて周到に準備を進めてきたので、何ら問題はないと思う。参加者の皆さんに明日の訪問活動を思う存分頑張っていただきたい」と激励した。
当日は、7チームに分かれ99軒を訪問、59世帯と面談が実現し、疎遠になっていた団員との接点回復に努めた。
活動を終えた後の報告会では、父親は日本人で、韓流に興味のある子がいる世帯では、民団にはオリニ対象の教育プログラムが多くあることを伝えると、「是非参加させたい」と好反応を示したという。韓国料理教室やオリニジャンボリーに関心を持つ世帯も多かったとの報告があった。
また、「民団の行事に参加したかったが、顔見知りもいないこともあり躊躇していた」という団員もおり、今後、積極的にイベントの案内を展開していく必要性が強調された。
(2019.10.24 民団新聞)