掲載日 : [2019-12-13] 照会数 : 11942
民団が歓迎の談話…川崎市の条例可決で
談話文
本日、川崎市議会で「川崎市差別のない人権尊重のまちづくり条例」が制定されました。2016年6月3日にいわゆるヘイトスピーチ対策法(解消法)が施行されて以来、この法律に依拠したガイドラインが川崎市・京都府・京都市などで、条例が東京都・大阪府・国立市などで施行されており、各々がヘイトスピーチの規制に向けて一定の効果をあげています。
その中でも今回の川崎市の条例は、違反者に対する50万円以下の罰金という罰則条項を設けたことで特出しており、理念法に留まっている対策法を強く補完し得るものとして歓迎するととともに、川崎市議会に対し心よりの敬意を表する次第です。また、これに続く神戸市や相模原市などの地方議会への波及が期待できるという観点からも大きな前進だと存じます。
この間、本団は国会や地方議会への要望活動を全団的に粘り強く展開して参りました。今回の川崎市条例の制定を新たな契機として、ヘイトスピーチ・ヘイトクライムが根絶されるその日まで、心ある地域住民や自治体の皆様とともに積極的に邁進していく所存です。
2019年12月12日
在日本大韓民国民団中央本部生活局長 孫成吉