掲載日 : [2019-11-27] 照会数 : 11091
愛知本部の戸別訪問、一宮支部で集中活動…団員との関係密に
[ 朴茂安団長(右)をはじめ、県下支部が「オール愛知」となって戸別訪問に臨んだ ] [ 戸別訪問「出動」を前に気合いを入れる活動者 ] [ 顔を合わせて、笑顔で対応してくれた団員 ] [ 総括会議では様々な成果が報告された ]
団費納入約束、緊急連絡情報も
【愛知】民団愛知・一宮支部(石春浩支団長)では19日から3日間、今年度活動方針の柱でもある「ネットワークを作ろう!戸別訪問運動」を展開した。朴茂安団長をはじめとする愛知本部と青年会幹部、同支部役員と婦人会幹部のほか、県下8支部と隣県の三重、岐阜に中央本部から徐元喆事務総長らが加勢して、延べ55人で139世帯を訪問し、団員と民団のコンタクト拡大を図った。
愛知は本部をはじめ各支部も通常的に戸別訪問を展開し、団員とのパイプも太いことで定評があるが、今回の集中活動は、団員の近況や世帯情報の把握はもちろん、民団への声や要望をじっくり聞き、「団員との絆を深め」ながら、支部活動に反映させることが大きな目的だ。特に、一人暮らしの高齢団員を見守ることにも努めた。
18日には、活動者が集まり「組織活性化会議」を開き、今回の戸別訪問の意義などを確認しながら、団員への対応を中心に活発な意見交換をした。この席で石支団長は「中央と隣県地方をはじめ、他支部からも応援いただき感謝している。今回の訪問を通じて疎遠になった団員とのコンタクトを広げる機会にしたい」と意気込みを見せた。
同支部では婦人会を含めて11人の役員が参加するなど、基本活動として積極的に取り組んだ。
活動体制は5チームに分かれ、車輌5台で構成。チームの組み合わせは毎日変更した。平日にもかかわらず、3日間で139軒を訪問、56世帯と高い確率で面談が実現した。これは、事前にはがきで訪問趣旨を通知したのが功を奏した。内容がすぐに伝わり、すんなりと玄関を開けてくれる家庭も多かった。
活動後の総括会議では様々な成果が報告された。
面談実現によって支部に再度協力してくれる世帯が数件あった。また、団費納入を約束してくれた団員もいた。はがきを送った団員4軒から支部に連絡があり、後日の訪問につながった。留守のため訪問グッズをポストに入れたところ、それを受け取った団員から支部に連絡があった。
ある活動者は25年ぶりに友人との再会を果たした。その友人が地方本部役員の親戚になっていたなど、一気に縦横のつながりが深まった。
今回の集中活動ではここ数年、相次ぐ自然災害に備えた緊急連絡先として、携帯電話番号の把握も大きな目的だったが、ほぼ全ての世帯で快く応じてもらったことも大きな収穫だ。
石支団長は「久しぶりに会えた団員さんもおり、懐かしさに感無量の思いだ。しかし、団員との再会を喜ぶ一方で、高齢化の深刻さを痛感した。今後も定期的に訪問活動を行い団員さんとの接点を広げたい」と述べた。
朴茂安団長も「団員さんとの接点をいかに見出すかをよく考えなければならない。顔見知りがいない団員にとって民団行事に参加するのは容易でない。まずは団員さんと顔見知りになり、固い話よりゴルフ、ボウリング、卓球、カラオケ等、団員さんの趣味で繋がる楽しい関係づくりが大切」と期待を寄せた。
愛知本部では県下全13支部が「オール愛知」となって戸別訪問に臨むことを執行委員会で決議しており、今回の集中活動でも団結とチームワークを発揮した。近日中に豊田支部で集中活動を計画している。
(2019.11.27 民団新聞)