掲載日 : [2022-06-21] 照会数 : 4391
ラグビーW杯初出場めざし韓国代表が千葉で合宿
[ 韓国代表と在日選抜との練習試合後に健闘をたたえ合う両チーム ] [ 在日選抜チームとの練習試合 ]
◆在日同胞選抜が練習対応
ラグビーのワールドカップ2023(15人制、開催国=フランス)の予選を兼ねた「2022アジア・ラグビーチャンピオンシップ」(ARC)で、香港代表との決勝戦を控えた韓国代表は15日から日本で強化合宿をはじめた。
21日までの期間中、首都圏のリーグワンチームのNTTコミュニケーションズ・シャイニングアークスの施設、アークス浦安パークのグラウンドで、練習相手としてリーグワン所属の在日選抜チームが対応した。
アジア・チャンピオンシップで韓国は4日の初戦、仁川市でマレーシア代表と戦い、計8トライを奪い、55‐10(前半22‐3)で圧勝した。7月9日に同じく仁川で香港代表と優勝を争い、勝てば、7月23日に豪州で開かれるトンガ代表とのアジア・パシフィックプレーオフに進み、勝利すればワールドカップ出場権を獲得する。負けた場合は11月に行われる大陸別決定戦敗者4チームによる最終予選で最後の1枚を競う。
16日には、千葉県浦安市のホテルで在日本大韓体育会(崔相英会長)が激励会を開いた。
在日大韓体育会では韓国国体にラグビーの在日選抜チームを派遣し、高麗大学、延世大学、慶煕大学などと親善試合を行っている
崔会長は「柔道やサッカーのように、ラグビーからも韓国代表の在日選手が次々と登場することを期待している」と述べた。
韓国代表の監督は昨年の東京五輪・セブンズでもチームを率いたチャールズ・ロウ氏だが、今回の日本遠征合宿のチーム全体を統括するのは大韓ラグビー協会理事で在日同胞の呉英吉コーチだ。
この席で呉コーチは「ワールドカップ初出場をめざしているが、まずは、7月9日、香港とのアジア決勝戦で勝つことが条件。万全の態勢で臨めるよう今回の合宿で訓練したい。日本ラグビー協会の協力で良い合宿ができた。課題を修正して香港戦に臨む」と意気込みを見せていた。
(2022.06.22 民団新聞)