掲載日 : [2017-08-02] 照会数 : 14805
チャンゴ、ユンノリ、仮面…オリニたちがわくわく民俗文化体験
[ チャンゴを習うオリニ(東京・荒川支部) ] [ キャンプファイヤーで輪になってダンスを楽しむオリニ(山梨) ] [ 韓国語による食事のあいさつも学んだ(三重・桑名支部) ]
民団東京・荒川支部(秦富澤支団長)のオリニ・サマースクールが7月27、28の両日、同支部会館で開かれた。東京韓国教育院が講師とカリキュラムなど全面的にバックアップし、「次世代育成韓国歴史と文化体験」と題して開いたもの。同支部での夏休みのオリニ学校は久方ぶりだ。
幼稚園児、児童とその母親ら約20人が参加し、2日間にわたって、チャンゴ、太極旗のうちわ作り、童謡による韓国語学習のほか、スイカを使った手作りスイーツなどを楽しんだ。
秦支団長は「幼い時から民団の会館に親しんでもらいたい。スクールが終わっても、いつでも支部に遊びに来てください」と呼びかけた。
民団東京・葛飾支部(申正意支団長)は7月22日、千葉県勝山市内で日帰りサマーキャンプを実施した。小・中学生15人が参加し、保護者や一般参加の団員らとともに海水浴やスイカ割り、バーベキューを楽しんだ。帰りの車内では子どもたちがビンゴゲームを主導した。申支団長は「今後とも継続していきたい」と語った。
民団神奈川本部(金利中団長)は7月29〜31日の間、足柄市「足柄ふれあいの村」でサマーキャンプを開催。県内29人のオリニが参加し、3日間のプログラムを通してひと夏の思い出を作った。
期間中は班ごとに行動し、初日はレクリエーションや仮面の工作を通して親睦を深めた。2日目は恒例の野外炊事で、それぞれが役割を分担してカレーづくりに挑戦した。
また、メーンイベントのキャンプファイアーでは作った仮面を被り、班ごとに練習したダンスを披露した。
民団山梨本部(鄭郁団長)は7月30、31の両日、富士吉田市赤井屋青少年センターでオリニキャンプを実施した。
県内の小・中・高校生20人が参加。テコンドとダンスで体を慣らせると、体育館でゲームとミニ運動会を楽しんだ。民団幹部や保護者、留学生会らが指導にあたった。
オリニたちは新倉山浅間公園も訪ね、地元出身の在日2世芥川賞作家、李良枝氏の業績についても学んだ。
青年会研修も
民団青森本部(趙重憲団長)は7月23日から1泊2日の日程で「青少年夏季キャンプ」を実施した。オリニ29人が参加。保護者や世話にあたる青年会員も加わり、全体では70人を数えた。
初日は県立三沢航空科学館を訪れ、紙飛行機を作って、どれだけ遠くまで飛ばせるかを競い合った。夜は花火大会を鑑賞し、まかどの自然温泉で休んだ。
翌日は伝統遊びユンノリを楽しみ、基礎的な韓国語の勉強にも励んだ。最後は趙団長から太極旗入りの特製修了書が全員に贈られた。
期間中、青年会員を対象とした「ワークショップ」も同時に行われた。
民団三重・桑名支部(金徳俊支団長)は7月30日、三重郡菰野町のホテルでバーベキュー大会を実施した。主役は30人も参加したオリニたちだが、保護者や30〜40代を中心とする団員も目立った。
食事を前に「いただきます」「ごちそうさまでした」と簡単な韓国語のあいさつも学んだ。食事を終えるとゲームに興じ、賞品を手にしていた。
(2017.8.2 民団新聞)