掲載日 : [2020-02-27] 照会数 : 13495
「故郷訪問」今秋も…青年会42回中央大会 空席の副会長に2氏補選
[ 青年会中央大会閉幕の万歳三唱 ] [ 大会を終え、参加者全員で気合いを入れる ]
◆就任要件(国籍)の規約を改正
青年会中央本部(鄭昇栄会長)は23、24の両日、東京・港区の韓国中央会館で第42回定期中央大会を開き、日本国籍同胞の2機関(会長団、監査団)就任をこれまでの地方本部・支部から中央本部まで許容するとした規約の一部改正案を審議し、承認した。ただし、中央本部会長はこれまで通り韓国籍者に限定した。これに伴い、空席だった副会長に日本籍の文英壽氏(組織部長兼任)が就任した。もう一人の副会長は尹祉惠大阪本部会長。
大会は代議員89人中52人の出席で成立。鄭会長は「会員の力量向上と組織基盤の強化、幹部候補者の掘り起こしに努める」と抱負を述べた。
全国方針によれば、青年会活動者や幹部候補の掘り起こしを目指して、「在日同胞青年ワークショップ」を9月の3日間、九州一円(候補地)で開催する。また、昨年実施し、好評だった自らの本籍地を訪ねる「故郷訪問」を重点方針に位置づけた。10月ないしは11月に3泊4日の日程。
このほか、組織分科委員会内に「組織運営改革委員会」を設置することを決めた。開催は2カ月に1回とし、規約、宣言文、綱領の見直しと更新の土台作りを担当する。
開会に先立ち民団中央本部と各傘下団体代表が激励辞。青年会中央会長を歴任した鄭夢周副団長は「人権擁護の前衛になる」とした青年会綱領に着目し理念と行動の一致を呼び掛けた。在日韓国人法曹フォーラムの李宇海会長も「在日の人権に一緒に取り組む場を設けよう」と呼びかけた。在日本韓国科学技術者協会の洪政國常任顧問、一社在日韓国商工会議所の金淳次副会長、在日韓国青年商工人連合会の韓孝徳会長からも連帯のあいさつがあった。
(2020.02.26 民団新聞)