掲載日 : [2005-03-30] 照会数 : 4315
靖国合祀取り消しを…韓国の遺族ら集会(05.3.30)
韓国と台湾の国会議員および立法委員らが3月3日、衆議院第2議員会館で院内集会を開き、小泉首相の靖国神社参拝とアジア太平洋戦争犠牲者の靖国合祀取り消しを訴えた。
集会に先立って韓国人犠牲者遺族の代表が首相官邸を訪れ、小泉首相にあてた抗議書簡を手渡した。院内集会は日本の支援団体「アジア反靖国遺族共同行動実行委員会」が主催した。
韓国から参加した李煕子さん(太平洋戦争被害者補償推進協議会会長)は「植民地出身の軍人・軍属の遺族は親族を強制連行されたうえ戦死の後も魂を返してもらえない。靖国に合祀され日本の植民地支配・侵略に役だったとして二重の辱めを受けた」と述べた。
現在、靖国神社は260万以上の戦没者を祭っている。このうち2万8000人近くが「韓半島」出身者。
(2005.03.30 民団新聞)