掲載日 : [2017-09-27] 照会数 : 9726
<東京>草の根の友情が道開く…韓日祝祭ハンマダンに6万人
[ 韓国の農楽公演にもたくさんの人が集まった ]
第9回韓日祝祭ハンマダン(日韓交流おまつり)が23、24日に東京日比谷公園で開かれ約6万人(主催者発表)の観客が訪れた。
初日は、韓国のサムルノリチーム「U‐hee Company」と江戸消防記念会第一区の伝統芸で幕を開けた。
日本側の佐々木幹夫実行委員長、韓国側の朴三求実行委員長の開会共同宣言では、「韓日が困難な状況でありながら、一度も途絶えることなく、両国民の草の根交流で大祝祭になった」「2016年の相互訪問数は700万人を超えた。今年は800万人超の予想で、来年の平昌五輪時には、1000万人を超えるだろう」と希望を述べた。 李俊揆駐日韓国大使は祝辞で「日本を訪れる韓国人が一日に2万人を超えている。1000万人の相互訪問は、日本の皆さんの訪韓にかかっている」とアピールした。自民党の岸田文雄政調会長は「祭りで交流と友情を深めよう」と述べ、佐藤正久外務副大臣は「未来志向の関係実現を」と語った。宮田亮平文化庁長官は「東京芸大教授時代に初の留学生が韓国人だった。今や彼らが教授になり、新しい留学生を日本に送り、日本からも韓国に留学する時代になった。文化は友情によって成り立つ」と強調した。
続いて平昌五輪の李熙範組織委員長と江原道の崔文旬道知事が「平昌から東京、北京へと続く五輪が、アジアの繁栄につながる」と訴えた。
祝辞の後、壇上に呉公太団長らも加わり、10人が一人ずつボタンを押すと、桜と無窮花を背景にした大会スローガン「共に歩もう心ひとつに」が大型ビジョンに映し出され、会場から拍手を浴びた。フィナーレは東京韓国学校初等部・中等部と和光小学校合唱団による韓日の唱歌「故郷の春」「アリラン」「ふるさと」「花」の4曲を編曲した合唱で締めくくり、「友情の和」を演出した。
(2017.9.27 民団新聞)