掲載日 : [2017-10-24] 照会数 : 9524
<韓国国体・忠北大会>在日同胞、総合6連覇めざす
[ ボウリング女子ダブルスで金賢淑(右)、全栄香組が4ゲーム合計1523点を記録、2位フィリピン同胞に18ピン差で競り勝ち金メダルを獲得(22日) ]
[ テニス男子シングルスで韓成民(写真中央)が昨年に続き金メダルを獲得(23日) ]
[ 権五雄選手団長を先頭に開会式で元気よく入場行進する在日同胞選手団(20日) ]
ボウリング、テニスなどで金メダル
サッカーは決勝進出
第98回韓国国体・忠清北道大会が20日、忠州総合運動場の開会式で始まった。在外同胞部門部の総合6連覇をねらう在日同胞選手団(権五雄団長)はサッカー、ボウリング、テニス、テコンド、卓球、スカッシュなど海外同胞の部11競技のほか、柔道、水泳、ラグビーの国内3競技に、あわせて約130人の選手が出場している。終盤を迎えた24日の競技を終えた時点で、在日同胞は金3、銀4、銅6個を獲得している。
大会3日目の22日、ボウリング女子ダブルスで金賢淑、全栄香組が4ゲーム合計1523点を記録、2位フィリピン同胞に18ピン差で競り勝ち金メダルを獲得した。
今年が韓国国体初出場の全栄香は前日に行われた個人戦でも4ゲーム合計781点の好記録を出したが、1位に20ピン、2位にはわずか6ピン差で銅メダルにとどまった。
同日、男子ダブルスでも宋在豪、韓新悟組が1601点を記録し銀メダルを獲得した。1位とは23ピン差だった。ボウリングは23日のトリオ(3人組)戦でも男子(宋在豪、韓新悟、金学均)と女子(金賢淑、全栄香、朴祥子)がそろって銀メダル、24日の男子5人団体戦で銅メダルを獲得した。
23日に行われたテニスは男子シングルスで韓成民が昨年に続き金メダルを獲得したが、鄭直喜と組んだダブルスでは銅メダルにとどまった。
女子シングルスの崔菜月も連覇を狙ったが予選で敗退し、咸銀瑩とのダブルスも銀メダルだった。
テコンド海外同胞の部では男子+80㎏級金の信優が金メダル、同−80㎏級の朴珠煥が銀、−58㎏級の洪匠哉が銅メダルを獲得した。
3年ぶりの優勝をねらう男子サッカーは21日、予選リーグの初戦でカナダ同胞と対戦し5−3で白星発進したあと、22日の第2戦は豪州同胞に1−1で引き分けた。勝ち点4で豪州同胞と並んだが抽選の結果、グループ2位となり、ワイルドカード(各グループ2位の中で最上位チーム)でかろうじて準決勝に進んだ。24日、準決勝は豪州同胞との再戦となったが、今度は2−0でしっかり快勝し、在米国同胞を破った在インドネシア同胞との決勝戦進出を決めた。
国内種目の柔道では高校女子70㎏級の梁智瑛が健闘し、銅メダルを獲得した。
在日同胞のメダルは24日現在、金3、銀4、銅6個で、海外同胞の部ではインドネシア(金4個)に次いで2位。6連覇には男女合わせて4個の金メダルを競うゴルフ(26日最終日)、ボウリング・マスターズ(25日)、サッカー(25日決勝)での金メダル追加が絶対条件となる。
◆在日同胞選手団の獲得メダル(10月24日現在)
■金メダル(3)
ボウリング女子ダブルス(金賢淑、全栄香)
テコンド男子80㎏超級(金信優)
テニス男子単式(韓成民)
■銀メダル(4)
ボウリング男子ダブルス(宋在豪、韓新悟)
ボウリング男子3人戦(宋在豪、韓新悟、金学均)
ボウリング女子3人戦(金賢淑、全栄香、朴祥子)
テコンド男子80㎏級(朴珠煥)
■銅メダル(6)
テニス男子ダブルス(韓成民、鄭直喜)
テニス女子ダブルス(崔菜月、咸銀瑩)
ボウリング女子個人戦(全栄香)
ボウリング男子5人戦(宋在豪、韓新悟、金学均、李炯玟、具本玉)
テコンド男子58㎏級(洪匠哉)
柔道高校女子70㎏級(梁智瑛=国内種目)
(民団新聞 2017.10.24)